ステージ公演 舞踊劇 黒髪

5月7日(日)午後1時から博物館講座室は日本舞踊の世界になりました。

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第一場 楽屋話
山内一豊の妻、千代など歴史を作った女たちの「生き方」を楽屋で女たちが語る。

チョン・チョン・チョン・チョン

山下久美子 楽屋浴衣で 化粧に余念が無い。
そこへ 付け人樋野三千代 登場
話の発端は 樋野が拾った新聞の 熟年離婚の記事
ここのところ 女はズズーッズイッと 強くなる一方!

その一番手はNHK大河ドラマ「功名が辻」山内一豊の妻お千代
お千代は「賢女の鏡」、夫一豊は「無骨者の鏡」
たしか・・・おせん泣かすな馬肥やせ・・・・・彼が戦地から妻に当てた・・・違うんだって!!これは「一筆啓上・・・」本多重次のお手紙でした。
関ガ原の合戦後 お千代の働きが功を奏し 一豊は掛川6万石から高知24万石を封される。その高知には またまた 女丈夫を娶った 坂本竜馬がいた。

これも ドラマ新撰組で記憶に新しい。二番手 寺田屋養女おりょう登場。

トーン・ト・トン・トン
時は幕末、京祇園寺田屋「坂本竜馬襲撃事件」
おりょうの素っ裸の*すっぴんではありませんです*息せき切らした駆け込みで 竜馬は危うく難をのがれる。
時代着付けの先生 京女よもぎだ登場

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第二場への楽屋の設定なので、楽屋で舞台衣装を着けながら、女たちが語りあう。

裾引きを着付けながら まだまだ続く女のお喋り

強い女三番手は北条政子
流人の身の頼朝に恋焦がれ 父の監禁を振りほどき 惚れた男と添い遂げた田舎娘政子は 時の流れをもわが身に引き寄せ 後の「尼将軍」と呼ばれた強ーーい女。
しかしその輝きの陰には やはり悲しい女の存在があった。
伊東祐親の娘八重姫の あわれにすぎるお話*******

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第二場 舞踊「黒髪」

着付けを終えご機嫌の 山下が踊る。
地唄の名曲「黒髪」三下り 湖出市十郎作曲
八重姫ここでは時姫の 深い悲しみ恨みを語って哀れ。

・・・黒髪のむすぼれたる思ひをば とけてねた夜の枕こそ
ひとり寝る夜のあだまくら 袖はかたしく つまじやというて
愚痴なおなごの心としらで しんと更けたる鐘の声
ゆうべの夢の今朝さめて ゆかし懐かしやるせなや
積もるとしらで積もる白雪。・・・・

チョンチョンチョン・・・チョン・チョーーン

出演
美華一興(山下久美子)
樋野三千代
蓬田理恵子

次回
6月1日(木)13:00から同じ場所:博物館講座室で演じられます
美華一興さんのセリフの多いこと。よどみなく演じられていて、感心しました。
勿論、舞踊は天下一品。
ぜひ、6月1日の公演をお見逃しのないようにお願いします。(見なきゃ損)

(by りえちゃん&おーちゃん)

 

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