ああうどん
■さぬきうどんの食べ方
館長招宴ーさぬきうどんを空海の開催がせまってきました。スタッフ一同うでを撫して用意しております(カンオンジからも応援人が来ます)。さぬきには、なべやき、てんぷら、てんかす、カレー、ざるなど、何でもありますが、ここでは、製麺所を中心とした、「正しい」うどんの食べ方を紹介しておきます。
釜揚げ
朝5時半から(むかしは4時頃から、最近7時前には来ないでくださいと張り紙があったが、みんな聞かないのでこの時間になったようだ)、茹でたてをねらって、製麺所に行く。常連がいっぱい並んで待っている。できればシロートには来て欲しくない雰囲気。まず、うどん鉢にタマをいれてもらい、ならべて柄杓で汁をそそいでもらう。ネギ、天かす、ショウガは鉢に盛ってあり、好きなだけ自分で。おわると、箸、どんぶりは各自ながしにもっていく。小160円、中200円、大250円、つり銭なく持っていかないと叱られる。
ゆだめ
うどん玉に熱湯を注ぎ、付け汁で
はんだめ
うどん玉のまま、付け汁で
しょゆかけ
釜揚げか一度洗ったものに、ネギ、しょうゆをかけて(入れすぎては行けないよ)。スダチ、ダイダイのたぐいをしぼって。ツウはキープしている。
ちょっと味の素をかけると抜群にうまくなる。ぜいたくな人は、玉子の黄身(むかしは高かったから)。ゴマ、天かす、あぶらげほかなんでも。これらはうどん本来のアジを損ねるのである。
ぶっかけ
ショウユの代わりに出しつゆで。あとは同じ。やや、文明化?
■飛騨高山のうどん
わたしは、飛騨高山によくいくのですが、ここのA製麺所もすごい。ご参考のために報告します。8時前から、うであがるうどん、そば、きしめんをもとめて行列ができる。製麺所のよさは、とにかく早いこと、どんなにこんでても、さっと食える。汁は口がぴりぴりするほどカラく真っ黒。カツブシ、ネギを上に盛る。天ぷらとウデか生のたまごで味をやわらげます。これで。1.5玉で350円といったところ。
かけ
釜揚げに熱い汁をかける。
ゆずき
釜揚げを湯に入れ、熱いつけ汁で。
ひやずき
つめたくして。
まぜ
うどん1とそば0.5とか。
ところで、岐阜県では「ぶっかけ」のことを「ころ」と呼んでいます。
【写真】
飛騨高山のA製麺所の入り口。
看板なし、中に入ってもメニューや値段などはまったく書いてません。
知っている人だけが食べに行けるところです。
・・・・カンチョーが中に入った瞬間の盗撮?
コメント
写真は、今年3月、NT展のために昭和グッズを調べにいったときのもの。ドアの奥にみえる後ろ姿がカンチョーで、朝ご飯にうどんを食べにはいったところ。ついていったシロウトのわたしは、中に入ってもわけがわからず、注文ができなくて、食いっぱぐれそうに・・・。