11月26日(日)、「文字と記号 -アボリジニの絵画と縄文土器」というカンチョーの講演会がありました。問題の焦点は、縄文時代に文字はあったかどうか?
アボリジニの絵画には、神話や土地の情報などが埋め込まれており、わたしたちには単なる記号にしか見えない同心円がたくさん描かれた絵をみながら、延々と祖先の物語が語られるのだそうです。
また、古代の文字は、暗号の解析をするように同じパターンの繰り返しを探したり、ロゼッタストーンのように異なった文字で書かれているものを比較したりして解読されてきました。
カンチョーは、縄文土器の文様に「ヘビ」の表現の変遷がみられると主張しています(詳しくは、小山修三著『縄文学への道』NHK出版などをご参照ください)。
それをおっていくうちに、今回、同じパターンの組み合わせ–△▽△∽△▽△と◎◎∽◎◎ –を発見して、ハッ、これは文字と似たような、意味をもった表現ではないか、たとえば「王」などの意味を土器に書きつけていたのでは、と気づいたのだそうです。
(△は鱗文、◎は蛇の目といいますね~、どっちもヘビに関係しているぞなもし! ∽はヘビの胴体の表現? △▽△の王様と◎◎の王様なのかもしれません。)
熱心に聞いてくださっている聴講者のみなさんの表情です・・・あっけにとられているのかな。。。
(こぼら)
コメント
カンチョーさんは最近こんなご研究をされているのですね…。どんなモジが解読できるか興味津々。
なんというロマンでしょう!高校時代、ロゼッタストーンの話を世界史の授業で聞いて以後たえて感じなかった歴史へのロマン、生き返ってきたような気がします。(世界史、ちゃんと受けましたよ!)カンチョーさ~ん解読してくださ~い。