博物館トーク「井戸の考古学」

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12月17日、14:00~15:20
高橋真希さん(吹博学芸員)の博物館トーク 「井戸の考古学」 がありました。

井戸がつくられるようになったのは弥生時代からです。稲作のために、低地に集落がつくられたので、きれいな飲み水の確保が必須の条件となったからでしょう。吹田では、古墳時代から、とくに中世の「蔵人遺跡」(遺跡の名称:右上図の3、吹田市江坂町あたり)でたくさんみつかっています。
井戸は近年に水道が普及するまでつかわれていました。井戸の構造についての歴史を中心としたお話でしたが、井戸のなかから、墨書のある土師器、漆椀、下駄まで出てくることが紹介されました。

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写真は、蔵人遺跡から掘り出された井戸。

そのあと館長が乱入、時間を延長してトークがはじまりました。急遽呼び出された藤井さん(吹博学芸員)が「井戸は異界の入り口、下駄が片っ方しか出ないのは、紛れ込んだのではなく、地下の一本足の神様のため」という民俗例を話したのが印象にのこりました。
高橋さんの世代はもう井戸を生活のなかでつかった経験がないと告白したので、会場からもおおくの発言がありました。
喫茶ミリカで憩う人がふえたのはうれしいことです。

(こぼら:おべんきょーに徹していて、講座風景を撮り忘れました。井戸の写真は高橋さん提供)

 

コメント

  1. カンチョー より:

    ダンバーさま:いつものように鋭い指摘、井戸に下駄?キタナイ?現代はあまりに清潔にこだわりすぎ。飛騨で名水の記事をかこうとしたら行政からクレームがついた。湧水や小川の水はほとんど検査にパスしない、みし、しても突発的汚染が防げないと言う。井戸水も同じ。化学汚染水をたれながす輩もいるんだから。昔は、三尺流れれば龍神さまがきれいするといっていた。10年以上も前のインド調査をおもいだした、若手がばたばた倒れ、戦後の不潔な時代を超えてきたわたしらは、なんともなかった、免疫が出来てたらしい。そういえば、回虫が消えてから、アレルギーが増えたという記事もありました。そんなおおざっぱな時代があった、いまはもうそんなことできませんがねえ。私たちは所詮、時代の子、昔がいいなんていってる、昨今のエセ・インテリは、多くの要素が複合し、バランスができる、生態学がわかってんのかといいたくなります。。

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