すいた操車場-遠い夏の思い出

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昨年、「吹田の景観展」をやったとき、吹田の風景画を募集しました。
絵を展示して、来館者に好きな作品を投票してもらいましたが、高得点を得た入選作のなかに、今でもわたしの心に残っている絵があります。

和田暎子さんの「すいた操車場-遠い夏の思い出」です。
おかあさんと小さな男の子が金網越しに、操車場をみている、たぶん、お母さんに連れられて、見に行ったのでしょう、なんども、なんども。機関車が貨車をひっぱって来て、つないだり離したり、そして線路は遠くの地方に、ずっとつながっていて、人や品物が運ばれてくる。
「私は真っ赤なりんごです、お国は遠い北の国・・・」という童謡がありましたが、お母さんと一緒にそんな歌を唄ってっていたのかもしれません。おなじような経験を持つ人は吹田にはたくさんいるのではないでしょうか。

2月最初の土日3,4日に「吹田操車場」のロビー展示とシンポジウムがおこなわれます。これは市民の企画です。責任者の一人、秋元さんは、たくさん人が来て、思い出をいっぱい語っていただきたいと言っております。

「初夢はくぶつかん」では、みなさまから、たくさんのアイデアと、辛口ですが、有益なコメントをいただきました。最近は、音楽や演劇の練習、研究会など市民の利用が活発になっています。博物館が、知的遊びの場として皆様に愛されるよう、努力をつづけていきたいとおもいます。

(カンチョー)

 

コメント

  1. ブリキカン より:

    操車場じゃないけど、鉄道の音について。夏は暑いのでデッキの扉を開けて、段を一段下りたりして、身を乗り出し、風に当たっていました(危ないので絶対にまねしないでください)。踏み切りをすきると、かーーん、かーん、かん、、こん、コ、K、kと警鐘の音が遠ざかっていきました。理科の時間にあれは「ドプラー効果」というとならって、そんな立派なものか、と興奮しました。闇の中に赤くシグナルの灯が遠ざかっていったので、あれは夜だったと思います。

  2. アルミカン より:

    今でこそなつかしいけど、当時の吹田から岸辺駅付近の住人は年中、汽車の煙を浴びていました。 365日×24時間です!! 洗濯物風向きを考えて干さないとススだらけになりました。 なにしろ当時「操車場には白い鳥はいない」といわれたくらいです。 何もススだけでなく、夜中でも貨車と貨車が連結される音が遠慮なく響いていました。 それも単に「ガシャン」だけじゃなく、エネルギーの法則で50両連結された貨車に一両が追加連結されたら、「ガシャン・ガシャン・ガシャン・ガシャン×50」と、各連結部が音を立てるのです。 あ~~なつかしぃ~~ いまなら、ものすごい公害騒ぎになってるでしょうね。

  3. アルミ より:

    てつ、詩人やなー。見かけによらず。ガラス越しに彼女とキスして別かれた日のこと思い出しました。

  4. てつ より:

    そお そお 湖西線はそうだった(^^) 小学校の時 琵琶湖の和迩駅?で キャンプに行く時 満員で下車出来ず 窓から降りた想い出も・・ まだ バスや車をあんまし使わなかった頃ですね(^_-) そおいや 自分の子供達には ほとんど列車の旅を経験させてません 何処行くにも 車だもんなぁ^_^;

  5. まぬけなトヨタ姫 より:

    アルミさん こんなところで、声をひそめて言わないで、ワニさんのところで堂々とお話しなさいませ。

  6. okkun より:

    なんだかこのコーナーは皆さん詩人ですね。「鉄」は人を詩人にするのかも?ちなみにデッキの扉が開くような車両は、いまや(日本では)保存鉄道にでも行かないと走っておりません。今の子供は列車の扉が手動だったなんて想像もできないでしょうね…

  7. アルミ より:

    マチカネワニの学名は途中まで読んで、トヨタの冠学名、官学共同もここまで来たか、と思ってました。なんでも、終わりまでやらないといけないものですね。トヨタマヒメですか。最近は出産の現場に夫が立ち会うことも奨励されていると聞きましたが、男性にとってはまったく想像のつかない、女性の世界ですね。それがワニなのか、神話はものの本質を的確に捉えていると思いました。

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