まんが『おっぱいがたいへん!!』 さかいひろこ著 日本放送出版協会から出てます

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『乳ガン治療日記 まんが おっぱいがたいへん!!』
まんが さかいひろこ

監修 田島知郎(元日本乳癌学会会長)
発行:NHK出版 定価:本体1200円+税

ふつうに健康なときは病気のことなど聞きたくありません。まして、乳がんは男にほとんど関係ないし、うっとうしく、恐いので、最初はサーと目を通しただけでした。わたしなら、ガンと聞くと、もう死んじゃうと思うでしょうが、それは健康であるためのつかのまの思い上がりで、周囲をみまわすと、いまガンとむきあっていたり、ようやく克服した方も結構多いことに気がつきます。しかし、若くして女性のシンボルである乳房を切られるのも精神的におもいものがあるでしょう。作者は、宣告ショックによる落ち込み、正解のない現在の医療にあわて、怒りながら、次第に生きることの意味を見つけ出していく過程が、けなげで心うたれました。知り合いの医者にみせたら、「誠実な本です」といったのが印象的でした。 (カンチョー)

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コメント

  1. きょうちゃん より:

    もぐらさん、ご忠告ありがとうございます。 癌。 母は検査を受けているかな。 亡き爺さん癌。 私はいろんな「癌」検査を受けました。 保険は、死亡額、1桁違いの大違いの「勘違い」今から20年?前に掛け、いまもって、継続・・・「保険と貯蓄」の違いも何となく・・震災保険も掛けています。 八百万の神・・・。 不謹慎をお許しください。

  2. もぐら より:

    いやはや、乳癌は日本人女性の23人に1人が罹患(アメリカだと8人に1人、ヨーロッパはもっとスゴイ)、しかし!現代は2人に1人がなんらかの「がん」になる世の中だそうです(いやはや)。もう「がん」は風邪とオンナジくらいフツーの病気なのかもしれません。余談ですが…保険にはいって90日間は「がん」と告知されちゃっても保険がおりないので、どーせ検診するならば、3ヶ月後の方がよさそうです。いろいろ知らない世界をのぞいております。

  3. 団塊の婆 より:

    一気に読みました。これは、医療関係の仕事をしている人、特に医者!看護師!に読んでほしいですね。「患者を人として診ること」というのが私の習った偉大な先生の言葉です。でも、日常、あまりに多くの患者さんと接しているとつい… というのもわかるのです。でも、患者さんにとっては初めて患者になるのですからわからないことがおおく、不安になるものです。そんな患者さんの医療関係者へのつぶやきで満ちているこの本、マンガなのでそれがまぁるく描かれていますね。これは絶対、教材として、利用されるべきです。もちろん医学部の。

  4. もぐら( より:

    この場をかりていただいたお手紙の一部を紹介します。「もぐらさんの思いがいっぱいつまった本いただきました。すぐに読んでしまい、“おっぱい”という言葉とマンガという形態に魅かれ、ムスコ(小5)が読みました。読後感想は“おかあさんのおっぱい小さいね”でした。ガクッ!!」

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