居酒屋たんぽぽ/昼間はカフェたんぽぽ

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今夜は20人くらいがあつまりました。
オーストラリアのブリスベンからNさんが初参加。日本に来て一ヶ月、あと一ヶ月滞在するって。その間週に二回2時間の日本語教室で学ぶそうです。
今夜は
A元さんと同じ千里ニュータウンにお住まいのTさんの独演会でした。
昭和8年生まれのTさんは終戦前に中国の奉天(現在の瀋陽)にお住まいでした。
昭和20年になると南方戦線がヤバくなり、満州に配備されていた関東軍の精鋭が南方にシフトされ、その穴埋めに昭和20年1月、Tさんのお父さんが42歳という年令で徴兵され、(ほとんど無防備で)満州の防衛にまわされた。
日露不可侵条約があるので、安心して満州に・・・・
ところが
終戦直前にロシアは不可侵条約を一方的に破棄して攻めてきたので、Tさんは母と弟の三人で貨物列車で平壌(ピョンヤン)方面に逃げました。
ピョンヤン郊外の宮本さんっておうちで世話になって数日後に玉音放送を聞いたが、雑音だらけで何もわからなかった。でも、周囲にいた現地の人々が「万歳:マンセー」を連呼するので「日本が負けた」とわかった。
それから一気に日本人の立場が逆転。肩身の狭い生活が始まった。でも現地の人はみんなやさしくしてくれた。中国、朝鮮で出合った現地の人々で「憎い」と思った人は皆無だった。
やがて暑い夏に母親が赤痢で亡くなった。満州国の通貨しか持っていないTさん(当時12歳)は、埋葬費用もなく、途方にくれていたところに見知らぬ人が封筒に入れた(現在の金で)3万円くらいをくれた。封筒には○○教会とあった。心底うれしかった。この金で母親を埋葬する棺や墓地がつくれた・・・・

この後、「戦争に負けて日本は消滅した」とのウワサを信じてふたたび奉天(瀋陽)に弟と二人で(かっぱらいをしながら)徒歩で行くお話がつづきます。

このノンフィクション小説は市民会館6階の平和記念資料室にありますから、ぜひ立ち寄って読んでください。若い人こそ読んで戦争の悲惨さを感じてほしいです。
(おーぼら)

写真は明日誕生日のOさん、オーストラリアのNさん、終戦時どえらい体験をしたTさん

 

コメント

  1. カンチョー より:

    1.okkunもおどろく「早撃ち」のおーぼら。、スピ-ド命 2.たんぽぽのアクセス・カウントはどこにでてますか。星取表も大事なのは、てつ見ればわかる 3.ローカルと全国どちらが大事?グローカルなんて言葉もあったなー これらは、ブログ振興の大切な要素だと思っています。

  2. みっちゃん より:

    「たんぽぽブログ 吹田」より早い記事のアップ。 居酒屋の開催者は、後片付けで、アップアップしたました。 みなさんようお越しくださいました。またのお越しをお待ちしております。

  3. K2 より:

    わすれてた、4.ダジャレの効用。さぶー。ヨシモトは全国を制す。役所的博物館ではワラウなんて不謹慎なことはしません。

  4. okkun より:

    旧満州で大変な経験をされたTさんは、ミレニアム(西暦2000年)を機に何かを残そうと思い立たれ、半年かけて体験談「我がローティーンの記」を書かれました。息子さんのご助力で、これは膨大なワープロデータになっています。(たぶんワード?)私は思ったのですが、データになっているならば、連載形式で小分けにし、ブログにしてみたらどうだろうか?と。博物館ブログとは別にしたほうがいいでしょうが、もちろんリンクは張るのです。内容は大変に重いですが、読み応えがあって(ユーモアもちゃんとあり)、若い人が知っておくべきことです。戦争体験記をブログにする。そういう使い方があってもいいのではないかと考えました。画像は、必ずしもなくてもいいのではないかと思います。冊子を読まない若い人も、ブログなら読むと思います。

  5. De-boo より:

    私の父は、「満蒙開拓」に憧れ、当時国家並の強大な会社であった「満鉄」入社を目指し「満州国立奉天工業大学応用化学科」に入学、卒業しました。卒業後、一時!内地に帰ったまま軍隊へ見習士官として任官。呉・熊本などの高射砲部隊で「実弾抜き」の高射砲を撃ちつづけ、ポツダム少尉として敗戦を迎えました。「もう一度、奉天に行きたい」と思いつつ歳を重ね86歳になりました。海外に行く体力、知力は既にありません。奉天の出来るだけ詳しい映像などが手に入らないものか、と思っています。

  6. てつ より:

    この話を 若い人に伝えたい と 昨夜 何度か何人からか、聞きました 一応 昨夜 居酒屋たんぽぽ に居た中では 最年少は私だったかと思いますが あの お話を聞いた後なので「我がローティーンの記」は すらすらと読めました あの 限られた 一時間少しの時間の中で ほとんどを聞く事が出来た気がします それぐらい お話は うまかった 引き込まれるのです 昔 映画のコピーでありましたかな?「読んでから観るか?観てから読むか?」 ブログ 面白い(って言ってはいけない内容かもしれませんが・・) 名アイデアだと思います そして そのあと もう一度 お話を聞くのもいいかと・・・

  7. K2 より:

    ターミネーターの第二作はT2でしたからね。アイ、ヴィル、ビ、バッケ、英語だいじょぶなのかなー、カリフォルニアも

  8. おーぼら より:

    体格はK1なのに、前欄では『K2』としてコメントなさっていますが、『役所的博物館ではワラウなんて不謹慎なことはしません』とは『受付愛想 館人笑顔』に対する回答と解釈していいのでしょうか???でも昨日のたんぽぽで、先日はじめて“すいはく”に行ったご婦人が受付の人から「入館券を買ってください」と声をかけられ、モギリのシーンでにっこり会釈されたことを「いたく、感激した」という表現でお話=報告してくださいました。→多少、変化が始まってんのかな?とおーぼらは感じました。

  9. きょうちゃん より:

    私の近くに、日本生まれ、大学終了後、台湾・・台湾紳士がいます。 たばこは、800円ではありません。 ダンヒルです。 よく、飲みに、こい!!と言われます。 ジョニーウオーカー25年ものです<常にダース買い>。 きょうちゅんは日本酒でしょうと、気遣いして、銘柄まで指定してくださいます 私は、そんな銘柄も何もありません、。 時と場を換え・お酒のカズ・数は懺悔します。 何億の資産をお持ちか全く不明。 50歳から39年何も仕事に就かず。 Tさんのお話し・・重ね合わせて、お聞きしていました。 引き揚げ者1000円の至急<支給>> その後、資産形成・紳士は波乱万丈か・・IT日本??。 人生ておもしろいなあ・・{たんぽぽ}で、Tさんのお話を聞く前・・連れションしながら ・・一言・さらり・・スキリの2ででした。

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