年代順に上映してきた千里NTの記録映画上映会。ついに今週土曜日が最終回です。こんどは土曜日ですからネ!お間違えなく…
この映画も昨年の「千里ニュータウン展」などでは上映していません。
●「千里ニュータウンとその背景」1982年・20分
◎企画:新都市シンポジウム実行委員会 ◎製作:宝塚映画製作所
まちびらき20年を記念して制作。成熟しつつある千里の、ソフト・文化面の充実が強調されています。千里中央のインターチェンジ、何度見てもカッコイイ!
なんと唐の洛陽、平安京、千里の地政学的条件を比較した大胆な主張も…(この映画では、主役は「千里ニュータウン」からいわゆる「グレーター千里」に拡大しています)。それほどに、またとない立地なんだよと。
大先輩の千里山住宅地では、昔、空気が煤煙で汚されないように内風呂を認めず公衆浴場に集約していた…というエピソードも紹介。まちづくりと風呂話が繰り返し関連してくるのは日本人だなあ…。
バーン!「跡地」から「公園」に整備された万博公園も登場!一応いまと同じ姿になってますが、今から25年前ですからその分まだ緑が濃くありません。左上にはカンチョーのふるさと「みんぱく」も…。
出たー!「京阪神千」のコンセプトを主張するチャート図。単なる住宅地ではなく、「国際文化都市」へ…開発と万博の興奮が過ぎ去った1980年代の千里に、スピリットの背骨を入れたのは「みんぱく」初代館長の梅棹忠夫さんでした。登場はされませんが、この映画は明らかに梅棹さんの主張を主軸にすえています。
◎不肖私の解説がつきます。
◎今回もゲストあり!「千里・住まいの学校」の山本茂さん。山本さんは長く千里の都市コンセプト作りや研究をされてきました。千里NTと万博、彩都に連なる大きな構想が浮かび上がる…ハズ?お見逃しなく!
(by okkun)
コメント
4枚目の写真を現在、同じ場所から撮影したら万博がみどりで、後方がコンクリートの白色になっていて、ちょうどこの写真と色づかいが反対になっちまったね。
でしょでしょー?万博公園もけっこう出てきます。あの「公園」を探検するのは遺跡探訪に近い楽しみがあるかもしれないですね。