東欧の植生:携帯メールfromヨーロッパ(26)

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ブダペストからプラハまで7時間の汽車の旅。
植物のあり方を見ていてあきなかった。

とにかくハンガリーの植生はひどい。まず森らしい森がない。線路沿いに繁るアカシア、ニワトコなどはいわば雑草。それが空き地だけでなく森とおぼしきところにまで侵入している。畑そのものもきたない。それがスロバキアにはいるとずいぶんよくなり、チェコにいたると、立派な森と手入れの行き届いた農村風景が広がる。

その理由はなにか?ハンガリーの基本生業が農業ではなく牧畜だったのではないか、あるいは共産主義時代に過度の自然搾取があり、さらには自由主義経済での適応がうまくいっていないのではないのか。沿線に累々と残る巨大国営工場の廃きよを見ているとそう考えてしまう。一度きっちり調べてみたい。

(カンチョー)

(日本時間7月20日15:08着)

コメント

  1. もぐら より:

    …あ、学者になってる…。ふふふ。

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