初夢はくぶつかん2008…2.すいはくを「てつ博」に!

2007年話題になった博物館といえば「すいはく」!…もそうだけど、もうちょっと騒がれたのが埼玉県大宮にオープンした鉄道博物館。神田のガード下に長年あった「交通博物館」を大拡充移転したもので、さっそく行って来ました!

「てつ」の私としては車両解説だけで連載してしまいそうですが、そこはそれ、栄えある?元市民委員。「博物館展示のあり方」という面からしっかり見てきました。

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●入口は自動改札機!
ここはJR東日本の企業博物館でありますので、ふだん電車の乗車に使ってる「スイカ」(西日本では「イコカ」ね)で、入場ができちゃいます!もうこのへんで「てつ」はワクワク!…スイカ持ってないお客さんはチケットを買えばいい仕組み。係員のお姉さんも親切に教えてくれます。制服フェチにもたまりません!(おいおい)

すいはくでも千里ニュータウン展のとき、北千里駅の日本初の自動改札機にちなんで入口を自動改札機にしたい!と夢を描いたのを思い出しました。このアイデアは僕のだぞ…?

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●ばかでかい体育館のような建物に実物車両が20両以上!
…もうこれだけで「てつ」はクラクラ~…ここで死んでもいい…となりそうですが、そこは元市民委員…なるほどこのように空間をコマ切れにしなければ、展示替えも柔軟にできそうです(鉄道車両はデカイので、こういう構造にしないと車両が入らないってのもあるけど…)。2Fの周囲が回廊になっていて、壁に沿って小さなグッズ類が年代順に…

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●ボランティア活動中!
中央の転車台におわしますのは日本で一番最後まで走っていた旅客用蒸気機関車のC57 135…なんですが写真はグッとこらえてこの看板ね。皆さんヘルメットをかぶって動輪をせっせと磨いておられました。…すいはくでも「ウマ磨き」のボランティアを雇えばいいのに…そんなに大切なら…

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●「収蔵庫展示」という発想
実物車両の迫力に、あまりこちらは人がいませんでしたが、面白いなと思ったのは「収蔵庫を見せてしまう」部屋が2つあったこと。空調は部屋全体ではなくケースのみでやってるようでした。…まあ実際にはもっと収蔵庫はあるのだろうし「演出」という感じはしましたが…「てつ」としてはここで立て籠もって死んでもいい!と、いけないリビドーを刺激されることうけあい!…すいはくでもやればいいんですよ…そうすればもちょっと整理するのでは…?

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●こちらは子供向けのQ&Aコーナー
鉄道に関するソボクなギモンを、自分で模型を動かしたりしながら解き明かしちゃおう…という「ラーニングホール」。大人もけっこう楽しめます。

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開館してまだ2ヵ月ほどなので、「展示解説文がマニア向けすぎる」と新聞に書かれたり、たしかに時代背景の解説が弱かったり、JR東日本の企業博物館であるために鉄道以外の交通手段の展示がなくなってしまったり…いくつか「こなれていない」点は目につきましたが…「ニュータウン展」「万博展」で展示を考えた元市民委員としては「カネかかってていいなあ…」とか「こんな解説だったら僕のほうが面白く書けるな」とか見方が半可通になってイカガナモノカ?ですが…大阪からわざわざ見に行く価値はアリ!です。

実は埼玉・大宮と大阪・吹田はどちらも「鉄道基地の町」として栄え、立地に強い共通点があります。この鉄道博物館は車両基地の跡地に建設されたんですね。ならば東部拠点にも…と初夢を描いてしまいますが、おお!われらには「すいはく」がすでにあるではないか!

吹田は「ビールと操車場の町」から「ニュータウンと万博の町」へ発展したと市長も言うておられますが、「ニュータウン展」と「万博展」やったらあとは…?特別展示でなくてもいいので、あの古墳ジオラマにJRや阪急や北大阪急行の鉄道模型を思いきり走らせたい!…と妄想は膨らむのでした。(時代がメチャクチャだって?でもそのほうがお客さん入ると思いますぞ!)

(A元さん化しつつあるokkun)

コメント

  1. okkun より:

    失礼。誤植です。「てつさん出てこーい!至急okkunまで直メで初夢ふくらまして送られたし…」でした。

  2. こぼら より:

    清掃ボランティアになれば、あこがれの機関車に堂々とさわれるってところが、ミソですね。わたし、マチカネワニの清掃だったら行きたいわー(ウマさんは遠慮します)。

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