初夢はくぶつかん2008…6.正夢のカノープス

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私は毎晩11時過ぎから犬二匹とともに神埼川の河川敷を散歩しています。年末年始の夜空はいつになく美しく見えました。オリオン座の左にはうっすらと天の川さえ見えました。
そして1月3日午前0時、神崎川堤防から(大阪では)うまれてはじめてりゅうこつ座のカノープスを見ることができました。
カノープスとはシリウスに次いで全天で2番目に明るい恒星です。しかしその位置が南すぎて日本で見える北限は新潟県から福島県と言われています。大阪ではオリオン座が南中するころ、ほんの一時間程度地平線から(高度で言うと最高で2~3度)顔を出す星なのです。

このようにカノープスは大阪からは理論的には見えるハズなのですが1960年代前半、私の高校時代には大阪のスモッグがひどかったので、「大阪ではカノープスには一生逢えないだろう」とあきらめていました。
そのため一昨年(2006年)10月に娘の結婚式でハワイに行った時は、わざわざ夜中の3時に起きてホテルのバルコニーからカノープスを見たのが人生で初の経験でした。

カノープスはシリウスの南にあって、トロイ戦争の時スパルタ王メラネオスが率いた艦隊の舵取りの実在する人の名前だそうで、中国では、南極老人星と呼んで、これを見ると長生きすると言われています。

ふだんは、大阪の汚い空気が西風で東に流れ、生駒山脈でさえぎられている光景を、彩都からは実感しながら眺めることができます。
コチ吹かば、奈良からの山越えの風が大阪平野のごみ、チリを海に運んでくれて、空気は美しく透明感が増すのですが、大阪ではめったに東風は吹きません。しかし、工場の操業やトラックが止まると、ある程度空気が澄んでくるようです。お正月だから見ることのできた正夢でした。

(おーぼら)

コメント

  1. きょうちゃん より:

    プラネタリュウムに 今日<1/5日> 13時30分開演 45分上映と解説 星座紹介:オリオン うさぎ ふたご ぎょうしゃ おうし エリダヌス座 星座神話:星のニックネーム すばる テーマ:銀河・星雲物語 「宇宙の銀河たちをたずねて」 吹田市立千里市民センター ¥100円 夜空を見るのが、また、また、楽しくなりそう。
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