みんぱくに残る「万博の記憶」

千里NTの歴史にとって重要なポイントである70年万博をもっと知りたい、と思っていたところ、2月23日(土)にみんぱくで、現在の常設展のなかに残る70年万博にむけて収集された資料をたどるという講座があるのを知りました。題して「万博の記憶、みんぱくの今」。民博の開館30周年を記念して企画された、民博の研究者が展示場に出て話をするという「ウィークエンド・サロン 研究者と話そう」の一環です。講師はアフリカ研究・博物館人類学がご専門の吉田憲司先生。で、行ってきました!

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アフリカの成人儀礼につかわれる仮面。すいはくの講演会で片寄先生がお話しくださったのは、これですね。土産物になるような木の仮面類と違って、こういった儀礼で使われるものは、使用後に燃やしてしまうので、手に入れるのがなかなか難しいのだそうです。

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これもアフリカのもの。カモシカをかたどったもので、右のたてがみの立派なのがオス、仔を背に乗せているのがメスなんだって。

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太陽の塔地下に展示されていた仮面には、日本のものもいろいろあったそうです。当時展示されていたもの(2007年8月7日のブログの写真)と同じものが見つかるかなー

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これは、収集団が集めたものではないのですが、70年万博と縁の深い資料。じゅうたんというか、メッカの神殿の垂れ幕。ふつうは、こんなものを入手することはできないのですが、サウジアラビア館で展示されていたものが、民博に入ったんですって。

収集団による資料収集は世界各地でおこなわれたのですが、その資料が今、多く見られるのはアフリカと日本展示場なのだそうです。その理由は、まだこの地域のリニューアルがすんでいないから…。来年、アフリカ展示が変わると、おそらくこれらの多くは常設展示場からはなくなってしまう、つまり、この30年間に、文化人類学の博物館の展示の思想が大きく変わってきているということなのだとか。なるほどねー。
(ところで、すいはくの常設展の未来は--?)

(こぼら)

コメント

  1. okkun より:

    ああ!打合せだ…行けないわ~ん。ケータリングがあったらいいのにな…。まだ寒いですが、あと少しで「生たんぽぽ」の季節ですね!

  2. みっちゃん より:

    てつさん、宣伝有難う!
    確かに 2月26日 火曜日18時半~ 居酒屋です。お忘れなく、博物館関係者のみなさま お越しください。
    居酒屋も4年目に入りました。こうし続けられるのも、みなさまのご支援の御陰です。この場をお借りして、御礼と宣伝をさせていただきます。

  3. てつ より:

    ご無沙汰してます^_^;
    明後日 火曜は 居酒屋「たんぽぽ」ですね(^^ゞ と さりげなく(^_^;
    今 昨日放送のNHK 録画でみてます いやぁ 懐かしい
    博物館でやってた 千里ニュータウンの映像と よく似てて いやぁ ええ 放送やった(^^ゞ
    2月23日(土) 午前5:15~5:48 「みんなで選ぶ 懐かしの新日本紀行」 <第2位> 新日本紀行「広場の讃歌 ~千里万国博会場~」 昭和45年、日本で初めて行われた万国博覧会。その開幕まで1ヵ月に迫った会場では、さまざまな国の人々が、言葉の違いを乗り越えて展示館の完成を目指していました。大国から小さな国まで、ここには世界各地から集まった人々の人間ドラマがありました。番組では、開幕の迫った大阪千里の会場の一日を描いています。 昭和45年2月

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