春をまつ三内丸山遺跡

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久しぶりに青森に行ってきました。

10年以上前は、三内丸山ブームに巻き込まれ、月1ペースで行っていて、危うく職場を首になりそうになるほどでした。遺跡はその後も着実に調査が進められていますが、世代交代がすすんで若返っています。

だから最近は年に二度の委員会に出るくらい。整備がととのいすっかり公園化した広い遺跡には、昔ほどの賑わいはないけれど散歩や見学会の人があちこちに、気温も上がってすっかり春の気配がただよっていました。

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青森に来て楽しみの一つは、朝市にいくこと。
ところが、地元の産物をあつかう八百屋さんの店先には、この時期、ほとんど青物がなくガランとしています。糠づけのワラビ、キノコ、ミズ、それにイモ類。あとは温室栽培のトマトとかキュウリくらい。
そんななかで、アザミをみつけました。小さな束が200円。どうやって食べるの?と聞くと、「さっとゆでて、味噌汁にいれる」、あとは?「それくらいだねー」。

雪深い青森では、冬に野菜がなく、栄養障害症が出るほどでした。野草に近いアザミはアクが強く、口ざわりもゴツゴツして食べにくい。お汁にちょっぴり浮かんだ緑は、ビタミン不足を補う以上に、春のかけら、季節の喜びを告げる食物だったのでしょう。

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一度皆さんと三内丸山を訪ねる旅をしてみたいと思います。

(カンチョー)

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