現在、千里の竹林は、千里ニュータウンのマスタープランで緑地帯として、主に計画地域の周辺に残された部分にあります。千里ニュータウン内の高台からまちを眺めると、竹のまじる林をたどることでニュータウンのマスタープランの境界がわかります。(たとえばokkunさんのブログの千里中央公園にある展望台からのパノラマ写真参照)
この千里の竹林が、全国的に認知されるきっかけは「21世紀に残したい日本の自然100選」(1983)に選定されてからではないでしょうか。その後、国際花と緑の博覧会の開催を記念して大阪府が選定した「大阪みどりの百選」(1989)にも選ばれ、多くの人々に親しまれています。こちらの方は、吹田市公園緑化室のHPでも紹介されています。
しかし・・・「大阪みどりの百選」はともかく、「21世紀に残したい日本の自然100選」のなかに千里の竹林が入っているというのは、わたしにとってはいまだにナゾというか、たまたま選考委員の有力者のなかに千里の住人がいたのではと勘ぐるぐらい、少々違和感があります。
だって、千里ッ子として、もし「ふるさと」自慢するなら、竹林だけをいいよーっとは言わないだろうから。日本の都市としては緑地の比率が高い公園都市のような環境(になったこと)を誇りたい。そう、竹林は大事だけれど、緑地の一部であって全部じゃない。フウの街路樹だって好き、南公園も北公園も好き・・・たくさんのなかの一つ。それに自然ったって、もとをたどれば栽培だしなー。
あんまり賛同してもらえないでしょうか???
(こぼら)
コメント
なんとなく竹だと「日本古来の由緒正しいもの」という思い込みがあって、トウカエデ、ナンキンハゼ、アメリカフウ、タイワンフウ…という名前からして外国からきました風街路樹は顕彰に値せず…という観念があるかもしれないですね。ニホンシバイヌはシベリアンハスキーより偉いのか?ふう。