いろいろ調べているうちにビールとはなんだかわからなくなってきた。
新明解国語辞典、「オオムギの麦芽にホップを加えてつくる、にがみのあるアルコール飲料。ビア。麦酒は意訳」。ところが、そう辞書どおりにはいかない。
私たちが日常飲んでいるビール(と考えている)ビールを調べてみた。一応義理立てして、今回の協力していただいたA社のものをみると:
1.まず、あのスーパー・ドライ。原料は麦芽(B)、ホップ(H)ここまではOKですね、そして、米、コーンスターチ。プライムタイム、B、H、窒素、これらは、350ml入り、近所の自販機で240円~。北海道限定「長熟」はB、Hだけでした。
2.つぎに発泡酒。
本生ドラフト、B、H、大麦、麦エキス、糖類
ぜいたく日和 B、H、米、コーン、スターチ
アクアブルー B、H、Bエキス、スターチ、糖、酵母エキス、海藻エキス
スタイルフリー B、H、糖質、カラメル色素、酵母エキス、大豆ペプチド
なんだか、ずいぶんたくさん原料がはいってますねー。なんとなくビールとして飲んでたけど(少なくとも2缶めからは分からなかった)。安かったからですが、途中で値上がりしましたねー。これは会社ではなく税金のせいです。いま、近所の自販機で170円~
3.そこで、新ジャンルというものがあらわれた。
クリアA、これは発泡酒+スピリッツとあるから、焼酎の発泡酒割りのようなものか?
新生3、H、糖類、酵母エキス、大豆ペプチド。Bをつかわない。
ドイツではラガービールという時はオオムギと麦芽でつくるものに限られているそうです。米、コーンは定番に近い、スターチはじゃがいもかしら?しかし、アメリカでAビールがでたので見たら、「A社の作り方を厳格に守って、現地のB社で生産」と書いてあった。
世界には、コムギ、ライ麦もあるし、地ビールとなると仁義なき戦い。マゼものというより、むしろ独特の味を創り出す技と調合というべきかもしれない。泡が立って、苦ければ、ビールという時代が来るのかもしれない。
(カンチョー)
コメント