初夢はくぶつかん

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謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

年始年末には毎年このブログで「初夢はくぶつかん」をやってきました。 いま、ぼんやり机の前に座っていて、あ、今年は具体的に動くの忘れたなーと反省しております。

おもえば、千里ニュータウン展をきっかけにすいはくは大きく変わりました。ただ陳列を見に行くだけではなく、市民が積極的に意見を出し、参加する博物館になったのです。その結果、低迷していた入場者数が飛躍的に伸びました。

博物館活動としては、まず特別展や企画展で、市民委員会として再度挑戦した「わたしと万博」、ボランティア・グループが主体となった「千里の竹」、企業市民としてアサヒビールが参加した「ビールが村にやってきた」、障害者や介護団体のサポートによる「さわるー五感の挑戦」などが、オーソドックスな「西村公朝展」にくわえて開催されそれぞれ所期の成功を収めました。また、従来はかたくるしい講演会だけだった行事に、音楽、踊り、落語会、演劇などのイベントがくわわり、喫茶ミリカをはじめ食事やビール・テイスティング、これまでタブーに近かったものも、問題なくやすやすとやってしまいました。

まわりを見ても、トンネルアートの完成リオちゃん設置など環境整備がすすみました。そして、紫金山ビジターセンターの建設と「協動」が来年から具体化して、これまであつかえなかった自然や環境の問題について本格的な取り組みがはじまるとおもいます。市からは吹田アーカイブ構想がだされ、博物館はそれに沿った中期的展望を定めて、動くことになるでしょう。

これらの発想に基になったのが、皆さんが気楽にしゃべりあうこのブログであり、とくに「はつゆめ博物館」が、大きかったとおもっています。今回は準備不足で、よく見えないのですが、1.企画 2.施設 3.市民参加のかたち、など、なんでもいいんですけど、積極的なご意見をおよせください。

最後になりましたが、すいはくのこのような動きが、日本の博物館の将来を憂慮する文化庁の目にもとまったらしく、2月には、「博物館と市民」のシンポで報告して欲しいとの依頼を受けましたので、皆さまを代表して行って報告して参ります。
本年もどうぞよろしく。

(カンチョー)

コメント

  1. okkun より:

    初夢はコメント欄に書けばいいんだっけ?私は南千里に造るという千里ニュータウン建設記念館と博物館の関係が気になっているのですが(URL参照)、これは別の記事にしようかな?

  2. てつ より:

    あけましておめでとうございます ただいま 中国地方 瀬戸内の田舎で新年を迎えています 昨日(昨年) 倉敷の美観地区をぶらぶらしました 独歩ビール 発見 2種ありました 画像撮るの忘れたわぁ~ では 今年もよろしくです♪

  3. 団塊の婆 より:

    新年が明けました 本年は皆さまにとって、博物館にとってよい年でありますよう祈ります。 さて、博物館にしめなわは飾ってありますか? 門松は市役所に毎年大きなものがありますね。 日本の場合、神社はもはや宗教ではなく日本人の心の基礎になっているというのは言い過ぎでしょうか。博物館は日本の文化の見本市、そんな博物館にこそ大きなしめ縄があってもいいと婆は考えます。初夢でした。

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