お雑煮を召し上がったでしょうか。わが家では(まっとうに?)1日はすまし、2日は白味噌 3日はまたすまし、丸餅を使い、具に、大根、ニンジン、里芋を入れたものです。
日本文化には東と西の差があるということは、縄文時代以来の日本文化の顕著な特色ですが、お雑煮はその典型的なもの、フォッサマグナ線を境にして、東はきり餅ーおすまし、西は丸餅ー白みそ、とはっきりと分かれています。ただしこれは、概観図で、地方によってさまざまな変化がみられます。
はじめに「まっとうに」と申し上げたのは、スネに傷をもつ身だから(大げさか)。サヌキの雑煮は、丸餅ですが、アンコ入り。甘くておいしいの(塩が正当と主張する人もいるけど)。数年前、ひだミュージアムで「お正月企画ー雑煮対決」というイベントをやりました。人気投票をしたら結果は、28:2で惨敗でした。あまつさえ、ひだ人は、餅にアンコが入っていることが理解できなくて、事前にサンプルとして送った餅を解剖して調べたとか。
そんな私が、仰天したのは奈良の雑煮です。仕立ては、丸ー味噌ですが、わきにキナコをもった皿があり、それをたっぷりとまぶして(平然と)たべるのです。
文化ってホントーにおもしろいものですね。
(カンチョー)
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