今年の桜の開花は平年より何日か早かったのですが、そのあと冷え込みが来て、花がながもちして楽しむことができました。とくに、この2,3日は夏を思わせるあたたかさとなり、葉桜となりましたが、これも見物といえば見物です。
私の散歩コースの一つに、秋篠川に添った道があります。この川はむかし、大淵池からの水を水田にひく役を果たしていたものですが、農業の近代化と都市化にともない急激に環境のバランスが崩れ汚れ放題になっていました。
平成10年だったと思いますが、市民有志が環境保全プロジェクトに応募して、ゴミの除去や川を段状に区切る、木炭を入れるなど川を再生しようとする努力をはじめました。そして、土手にそって150本近いサクラを、家族や小さな団体が一本ごとに買って、植えたのです。ちいさかった苗木も10年たつと、若木になり、人々が花見にでかけてくるほどの桜並木になっています。
川はまだ、むかしのようではないものの、コイや、イシガメ、サギなどの姿をよく見かけるようになりました。川遊びをする子どもたちの姿を見るようになるのもそう遠くないとおもいます。環境をまるのは市民、と知って、少し感動しました。。
(カンチョー)
コメント