スッキリ晴れわたる青空のもと、千里ニュータウン展とうとう開幕!
AM10:30から始まったオープニングセレモニーには、早くから来賓の方や、朝の散歩がてらに立ち寄ってくださった方など、220名の方に参加いただきました。まずは、吹田市消防音楽隊の演奏からスタート♪
阪口吹田市長、山下吹田市議会議長のご挨拶のあと、わたし達のボスこと吹田市立博物館:小山館長と、市民委員会:谷川委員長の二人から、お礼のスピーチ。
小山館長は、市民参加の展示は大きな賭けだったと正直に胸のうちを告白。けれどそこは「みんぱく:国立民族学博物館」で鍛えぬいた博物館のプロ。これまでにない展示のあり方を「進化する展示」とネーミングして、プロセスを重視する新しい道をわたし達に示してくれました。
谷川委員長からはわたし達を代表して、素人集団の言いたい放題、勝手気ままを忍耐強く受けとめ支えてくれた、吹田市立博物館:学芸員と職員の方たちに、感謝の言葉を伝えました。
セレモニーの最終に、阪口吹田市長と山下吹田市議会議長が、大きなバルーンを割ると、たくさんの風船が舞いあがり・・・なかから二人のちびっ子が花束を持って登場。小山館長と谷川委員長にプレゼントすると、二人ともおもわずニッコリ【^^】
セレモニーのあとは、皆様に展示室をご案内。阪口市長も熱心にご見学されて、なんと、今日の展示室入場者数は、500人にのぼりました!
午後は、博物館前にある小高い紫金山をゆさぶる迫力音が響きわたる「独楽」の演奏でスタート。
つづいて大阪大学副学長:鷲田教授による記念講演「千里は千里眼をもてたか?」。地域活動の本質をわかりやすく説明してくださる講義に、参加者120名の熱気がにこもりました。
締めくくりは千里とうさんコーラスの温かい男性合唱で。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
44人の市民スタッフが手作りする「千里ニュータウン展」は、6月4日までの44日間をイベントラッシュでお届けします。あなたもぜひ、ご参加くださいね!!
(広報@おーちゃん+おかきた’まり)
コメント
4月25日の午前中に「千里ニュータウン」展を見せていただきました。私は30代の男性で「千里」とは「縁」はありませんが、奈良県の団地で育ち、奈良の別の団地で一人暮らしをしている身で「団地」はふるさとの風景のひとつです。展示から何か通じるものや教えられるのもあって、遠くから行った甲斐はありました。本当にいい「展示」でした。ありがとうございました。
のりぴさん、遠方からお越しいただきありがとうございます。田んぼや小川や原っぱのように、『団地』自体がふるさとの風景だと思われる方が50歳代以下の世代にはたくさんいらっしゃるのでしょうね。若くなればなるほどその割合も増え、新しいふるさとの歌が生まれるかもしれません。♪兎追いし、彼の山♪ではなく、♪階段上りし、この団地♪字余り。今回の展示は時間の経過とともに内容を変化させますので、もう一度お越しいただけるとまた違った千里ニュータウンをご覧いただけるかもしれません。
とうさんコーラスの締めくくりの曲は、「ふるさと」でした。近頃この曲を聴くと、歌詞とは裏腹の、開発初期のニュータウンのすがたが頭の中にうかび、目頭があつくなって困っていました。今日、鷲田先生のおかげで、やっとその理由がわかったような・・・それは、大木もなく、社寺(の祭)もなく、場末もない、そんなうすっぺらなところに育ってしまった、というイタミなんですよね、きっと。
カフェ・ミリカで、ほっと一息…
博物館に来られるお客さまにくつろいでいただけるように・・・市民委員会スタッフがカフェを運営いたします。
●カフェ・ミリカ
●場所 吹田市立博物館の2階テラス or ロビーにて
●営業日 4月22日~6月4日までの(土) and (日)
●営業時間 13時~17時
●メニュー クッキーつきコーヒー/\100
カルピス/\50
コーヒーチケット11杯分/\1000