2月17日午後、吹田市民会館3階の市民協働学習センターで
「博物館はどうあるべきか」というタイトルでカンチョーが講演しました。
私は通りがかっただけだったので、
講演内容はどなたかがお知らせくださるのを待っています。
(おーぼら)
レジュメ「博物館はどうあるべきか」
小山修三
1.イントロダクション
日本の博物館:いまそこにある危機(グラフ 写真上)
博物館の起源:
A.宝物倉-戦利品の展示、王宮の宝、
B.知の集積:アレキサンドリア博物館
2.博物館2つのタイプ :「お上」と「市民」という視座から
A.お上の博物館として東京国立博物館:
その歩み(年表 参照 東博HPより)
1)岩倉使節団(明治4~6):文明開化、富国強兵
○サンフランシスコ、開化のために最も効果的な手段
2)万国博(明治6 ウィーン万国博覧会)
○日本の国威:何が売り物か=文化。
オリエンタリズム、ジャポニズム、庭園
6000件-御物、古器旧物、剥製(自然史)など
その後の内国博覧会:
1.明5 2.明14 ガス灯 3.明22 電車 4.明28 5.明36 大阪
3)博物館の設立と運営:ワグネルと佐野常民の提案(明治8)図書館(浅草文庫)
○上野に定まる
○博物館のフレームができる(明治20年代、休日など):集収品の利用と置き場
○京博、奈良博:正倉院(明治21)
4)東京帝室博物館(明治33)となる
○御物、美術が主となる、明治44年 自然史を分離:科博
5)破壊と更新:関東大震災
○基本的見直しと整備、刊行物の活発化(陳列案内、目録、図録、講演会、研究報告
資料集などの出版
6) 第二次大戦と復興
○外国ものの流行(モナリザ)
7)独立法人化ーオヤカタヒノマルからの脱却
○大英博、NYメトの盛況
○さまざまの経営努力
意欲的な企画展、正月オープン、企画展、ミュージアムショップ
B.市民の博物館ー植民地の博物館
1).ベリマ(オーストラリア、NSW)
人口879、1831にできた。農牧業地帯、鉄道、牢獄、
小さな観光地とヘリテイジ・グループ:町ぐるみ博物館
町の歴史、自然、資源(産業)、図書館
納屋~トレーラーハウス~古い郵便局の改造
2)シュスワップ博物館(カナダ、BC)
先住民の博物館:コミセン的活用
遺跡-パウワウの祭、旧孤児院
写真
上から3枚目:シュスワップ博物館(1994)
下:パウワウの祭にあつまった人びと(1995)
撮影 どちらも小山修三
3.地域における博物館の役割:どうすれば市民が楽しめるか
博物館の品格
ボランティアの時代(予算の逼迫)
お上から市民へ (学芸員の意識改革、宝物庫の番人は要らない)
千里ニュータウン展市民委員会(市民の意識変化)
展示vsイベント(講座)の吸引力:魅力的な展示とは?
PR(パブリック・レレイション)の重要性:ポスター・チラシ・図録vsHP・ブログ・オン・デマンド出版
4.もっと市民の声を
初夢はくぶつかんのコメントから学んだこと
コメント
この夜、4chの世界ふしぎ発見でオーストラリアの大陸縦断鉄道「ガン」の放送を偶然見ました。はじめは、カンチョーが行ってた、小さな博物館のある町ベリマが出るかと眼を皿のようにしてみてました。そのうちに千里NT展で聞いたディジャリデューの音が聞こえ、カンガルーが飛び、エリマキトカゲが走り始めたのは、サケが回り始めたためでしょうか。そして、爆睡。
ベリマは別の路線にございます。でも、きょーちゃん、すこやかでいいねー。