「日食を楽しもう」講座。
「よくあつまって100人。70人が来れば上出来」と読んでいた主催者でした。
開門の8時半前から一人が現われ、開門後は人の波がとぎれない。
「100部用意した資料ではたらない!!」の悲鳴とともに学芸員さんが資料を増刷。
来るはくるは・・・座席は100席足らず。
450人の大半が立ち見にならざるを得ませんでした。
講座室の外は曇天。どうなることかと思いながら9時半から館長のあいさつと司会の高畠さんの説明がありました。
(動画は無音声です)
外で日食観測はダメな雰囲気の中、すいた市民環境会議の小田さんが小学生向き、時にお母さん向けに日食の説明が始まりました。
太陽、月、地球の関係は
約140cmの人が150m離れたところに立っている。
これを太陽とすると
直径1.3cmの球(およそ目玉サイズ)が地球の大きさで
そこから38cm離れたところに
直径3.5mmの米粒の大きさの球を置くと、これが月に相当する
だから、月の影が地球に届く=影を落とすことは奇跡に近いくらい頻度がすくない
などのお話をしました。
やがて、「外で雲間から太陽が欠けはじめている」の連絡を受けて3階の広場に移動。このころ徳山帰りで、イカロスになれなかった男=okkunも登場しました。
11時過ぎに大阪での太陽がもっとも欠ける時刻。雲間からその太陽を見ることができました。
トカラ列島や屋久島は雨とやら。テレビの望みは小笠原諸島・硫黄島からの中継のみ。その時刻のレーダー画像です。
11時25分が硫黄島での皆既日食があるので、大阪での最大食を垣間見た一同はふたたび講座室でテレビ中継を見ました。
解説した小田さんは
「大勢の小学生から天文に関する重要な質問を受けた。子どもたちの関心の深さに感動した」と話していました。
このような科学の基礎も学ぶことができる博物館になったらいいなぁ~
気象衛星が月の影を記録していました。
左:10:30 中:11:00 右11:30 の写真です。
影が通過している場所の雲から太陽光の反射がなくなったため、雲がなくなったように見えます。
(おーぼら)
コメント
今日は 気合いが入ってました 午前8時にはちゃんとすいはくに居ました
そうじのおばちゃんとともに 博物館をうろうろ・・・
最初に来た子は 中学1年生 K山中学の生徒さん 彼に金賞をあげたい
天候も芳しくないので 講座室でテレビが見れる様セッティング この日に備え 2度予行演習をしています
9時 来る 来る 親子づれ どんどん椅子を増やすも間に合わない 9時半スタート挨拶の カンチョーも見えない
でも 嬉しい こんなに来てくれて嬉しい(^。^)
普段 人がいないだの なんたらだのと言われる 博物館 他にも日食を見るイベントをしてるとこは たくさんあったはず
そんななかで 僕らの用意したところに来てくれて ありがとう この夏 すいはくは 子ども達の来る場所となって欲しい まだ 夏休み はじまったばかりだよ(^。^)
ホント、びっくり。博物館でこんなに若い世代がいっぱいになるなんて。受付していた学芸員さんもとってもいい顔してましたよ。もちろん、子どもたちも「初めて博物館に来たけど、面白かったよ!」と目がいきいきしてました。これこそ、博物館の在りようですね。
千里NT展の開会式の日、駐車場に「こーんなにたくさんクルマが来てるの、見たことない!何かあるんですか?」と聞かれた日より、きょうは多かった!ひょっとして椎名誠さんの講演の日よりも多かった?たくさんの人と日食が見られて、とても幸せな気分になれました。自然の力は偉大なり。やっぱり人が来ると、うれしいですよね。