吉野ヶ里遺跡: キューカンチョーの博物館見聞録 その2

博多にいたら、梅棹さんに「三内丸山遺跡の六本柱をみてひらめいた、物見やぐら(楼観)のある吉野ヶ里にも行きたい」と言われて、お連れしたことを思い出した。国が力を入れ県と協力して歴史公園センターをつくったと聞いていたが、それを見ていなかったこともある。エントランス、駐車場、レストラン、売店、展示室、運動場、トイレ、喫煙所まで完備、電気バスが走るまことにすばらしい施設になっていた。

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中心となる40haの遺跡あとには、祭り、南北内郭、倉と市、ムラ、の区画に分け、宮殿、楼観、倉庫、墳丘、ムラの家々を建ててある。それを囲む立木の柵は迫力があって、ヤマタイ国のイメージを持ち込んで遺跡の名を高めた佐原真さんが見たら感激しただろうなアとおもった。

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やっぱり気になるのは、市民の活動。東入り口近くにいくつものテントをあわせた体験教室があった。勾玉、土笛、道具作りなどは定番だが、銅鐸、銅鏡、銅銭の鋳造がめあたらしい。小さな鉛の塊を鍋に入れガスコンロにかけて溶かし、鋳型にいれてさます。それを水槽のなかで鑢で磨くとできあがり。時間は1時間以内という簡便なものである。ただし有料、1500円)。

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吹田には、ちかくから銅鐸が出ているし、平安時代の和鏡もある。一度、安全性などを調べに出かけて、パクってみるのもおもしろいだろう。

(九官鳥)

コメント

  1. おーぼら より:

    したから二枚目の写真の女性は「化け猫一座」の女優さんのような雰囲気が・・・ま、まさか?

  2. 団塊の婆 より:

    土器だけでなく面白いですね。
    以前から食いしん坊の婆が考えているのが、ドングリクッキー。
    あるいはシイの実クッキー。これはいざというときの非常食にもなりうるのでは。

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