講演会「造られたまちから創るまちへ」（10/28）

10月28日（日曜）午後２時～４時
カンチョーあいさつから始まりました。

今日の午後は晴れてよかった。この10年、Creative Cityという言葉が脚光を浴びている。
金沢市、横浜市、大阪市などはCreative Cityをめざして、さまざまな活動を行っている。しかし男性中心のCreative City論が多いようだが、今日の講師は女性。
きょうのレジメに世界感という文字が観光の観ではなく感覚の感と書かれている。女性ならではの感性とまちづくりが話題となるだろうことを期待しています。

講演会「造られたまちから創るまちへ」
講師は京都市立芸術大学教授の藤本英子さん

はじめに「今にみる造られたまち」
千里ニュータウンの開発目的、道路計画、公園などの紹介から小中高、大学などの建築物の景観、さらに近隣センターや集会場や医療施設を景観の観点で紹介しました。

歳月が流れみどりが成長することで千里ニュータウンのイメージが形成されてきたことを解説しました。
それは「千里ニュータウンの世界感」と表現なさいました。世界観ではなくfeelingの世界感です。

しかし形成されてきた千里ニュータウンのイメージが昨今、壊れつつあるのではないかとおもわれる場面が増えてきました。景観上「配慮してよ！」とさけびたくなる看板が増えてきました。

一方で公営住宅の建て替えなどで新たな景観が生まれています。さらに公園や路傍に花を植えたり、千里竹の会など景観まちづくり活動と呼べる動きも見えてきました。

千里ニュータウンを創りつづけるためには
若い人が「来てみたい」と思うような各世代に開かれたまちになる必要があり、まちづくり活動をするような人の力を活用することが必要だろう。
ニュータウン内にとどまらず外部の他者を引き込む自信が求められる。

敷地に価値なしエリアに価値あり。ニュータウンはエリアに価値があります。
私たちがまちづくりすることで、まちが私たちを作ってくれると思います。

多くの人がまちづくりに参加し、そのことがその人たちを育てているのです。
（おーぼら）