このあいだ梅田の古本屋をまわっていたら、マンガ、絵本、SF、それに怪獣オモチャまでならべてある籠目舎という一寸かわった店がありました。店主の伊藤さんは藤白台ができたころから入居したそうで「建物のほか何もない不便なとこでした」。あの頃(1968)、学校は子どもがいっぱい、ハレンチ学園の影響でスカートめくりがはやって活気があった、1000枚くらいめくったかなー」などと懐かしそうに話してくれました。千里NT展をやるので子どもの資料を探しているのですがと言ったら、万博跡で戦う仮面ライダーをいただきました。協力は惜しみませんと言うことでした。
子どもは、(千里にも)怪獣や怪人がいて、それをヒーローがやっつける。そんなバーチャル空間にやすやすと入って行けるのですね。インターネットで調べてみたところ、以下のようなものが出てきました。
(1)ウルトラマン第26・27話 「怪獣殿下」前・後編 1967.1.
ゴモラ(建設途上の千里NTのようす)
(2)ガメラシリーズ第6作「ガメラ対大魔獣ジャイガー」 1970年
大阪万博へ南太平洋の島から運び込まれた石像に封じ込められていた大魔獣ジャイガー
(3)仮面ライダー 第7話 「死神カメレオン 決斗!万博跡」 1971年か?
(4)万博怪獣エキスポラ 少年マガジン表紙 手塚治虫
なんだか男の子のものばかりですね。女の子のファンタジーの世界に千里ニュータウンや万博は登場しなかったのでしょうか?奥居さんの報告とダブりましたが、興味のある方はもっと探してみてください。
エピソードを1つ、ミンパクの本館が完成した後、テレビ会社から使用させてほしいという話がありました。何に使うのと聞いたら「悪魔城」と。四角な、クローイ建物が、彼らのイメージを喚起したのでしょうね。アクマみたいな奴はいっぱいいるけど、どーもねーといってことわりました。
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