なぜバナナが展示してあるの?

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特別展示室の団地ダイニングキッチンのテーブル上について、「なぜバナナが展示してあるの?」と、子ども達からの質問をいただきました。さっそくお答えいたしますね!

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バナナは、1万年以上前に熱帯の東南アジアでつくられた栽培植物で、日本では実がなりません。日本には、1903(明治36)年に台湾からはじめて輸入されました。

昔は(おじいさんが子どものころ)は高くて、病気のときくらいしか食べられませんでした。貿易がさかんになると、輸入がふえました。

ちょうど千里ニュータウンがはじまった1963(昭和38)年、バナナの輸入が自由化されました。そのころの日本人1人あたりの消費量は2kg。その後、千里ニュータウンの人口増加とともにふえ続けて、1972(昭和47)年には10kg(これが最高値)に。今は8kgくらい。安くて食べやすい、ポピュラーなくだものになりました。

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テーブルにいっしょに展示したチキンラーメンが誕生したのは、1958年。日本発のインスタント食品でした。その後、高度経済成長とともに、爆発的なヒット商品になり、1968年には、なんと9800万食もでたそう!

もちろん、当時の千里ニュータウンでも人気者。市民委員スタッフの間から、チキンラーメンをつくるために、ふたつき丼が流行したという情報をキャッチ。モノ探し探検隊がすぐに出発し、ふたつき丼を調達しました。

こうしたエピソードから・・・千里ニュータウンでの1960年代のおやつタイムをイメージして、本物のバナナとチキンラーメンの展示となりました。

千里ニュータウン展では、みなさまの質問をお待ちしています!!

(藤ちゃん&おかちゃん&おかきた’まり)

 

コメント

  1. pigmon より:

    忘れられないと言っておきながら忘れてるな。下新庄は、ひもじいよう、であってた?

  2. てつ より:

    タイル?そんなもん おへんえ(^_^; RC そう コンクリートに塗装のみ あの佐竹台のA9のまんまですわぁ(^_^; 木製の浴槽 土曜にサテライトに行き 実際に風呂場で「こんなんやったよね~」と ボランティアさんと多いに盛り上がりました(^_^;

  3. 展示担当者 より:

    27日高齢者のデイサービスの方達が、マイクロバスでお越しくださいました。10数名いらっしゃった方のなかには、バスオールにはいった方もおられました。テーブルのバナナの話もしていると、引率された職員さんが朝食抜きだから、バナナがおいしそう!!と言われました。あの青いバナナがもうそばかすが出て丁度食べ時。ならば、1本どうぞ、と皮をむいてあげました。「はい。今回の展示は食べられる展示です」

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