つるつるとしなやかに、ざらざらとしたたかに

実験展示「さわる-五感の挑戦」も、今年で3回目。今日は初回からオブザーバーをつとめてくださっている廣瀬浩二郎先生の講演会&ワークショップがありました。

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廣瀬先生は、昨年すいはくで、目の見える人がまったく視覚をつかわないで(アイマスクをする)、触るだけの世界を体験してみようというワークショップをされましたが、今回は、そのバージョンアップ版。昨年は、先生にとってもはじめての試み、まさに実験で、どうなることかハラハラドキドキ。カンチョーもいろんなものを持ち込んだりして、まさに手探り状態。しかし、やってみると手応えが!すいはくでの成功に気を良く?された先生は、その後、あちこちで同様のワークショップを重ね、さまざまな改良を加えてこられました。

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今回あっと思ったことの一つは、モノを触る前に、まず暗闇の中で立って、手を振ったり、隣の人と握手してあいさつしたりしたこと。「触(さわ)れる」ではなく「触(さわ)る」なんです、と強調されていましたが、そうか、自分の周りにあるものすべて、空間さえ触って理解するということなんだな・・・来年は、点字を開発したフランスのルイ・ブライユの生誕200年にあたるので、点字に関する展示を民博で企画しているそうです。今日は、カンチョーが体調をくずしてお休みだった(鬼の霍乱!)ので、ちょっと調子が出なかったとご本人は言っておられましたが(→翻訳しますと、掛け合いマンザイができなくて残念だったという意味)、なかなかどうして、楽しい講座でした。

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すいはくのPart4も、ますますバージョンアップするといいですね。来年も期待しています。

(こぼら)

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