じいさん、ばあさんから話を聞くのが、日本民俗学の主な仕事の1つでしたが、そのためか福祉問題が大きなテーマになりつつあるようです。
そんな中で、わたしの若い友人である六車由実さんは大学の仕事をなげうち、介護士の資格を取って、静岡の特別養護老人ホームの現場で働きはじめました。 彼女は「介護民俗学」を提唱し、東北大学でひらかれた第62回日本民俗学大会(10/2~3)でグル-プ発表※に参加するため、時差ぼけと飲みすぎでいたむ足を引きずりながら仙台までいってきました(ごくろうさま)。
わたしはすいはくの「さわる」展のことと、『梅棹忠夫 語る』の出版にさい しての苦労や問題点について話しました。質疑応答で、治療と学問的成果の違いなどが論じられ、この分野の可能性をかんじました。
(カンチョー)
※発表タイトル「介護ブギウギ ―介護民俗学への招待―」(代表者 六車由実)
六車由実(静岡県) 民俗研究者が介護士になったら
小山修三(大阪府) 五感の挑戦から
西川勝(大阪府) 虚構としての認知症ケア
コメント
民俗学から介護ですかー考えていませんでしたね。
もっとも、「民族学」が何かわかっていないもんで…。
遠距離介護を経験し、月末月初のみ介護事務に関わっていますが
自分の身に家族の介護がかかってくるとそれはそれはたいへんなのです。
「介護民族学」ですくわれる人が多くなるといいですね。
「飲みすぎでいたむ足」とはおだやかでありませんね。
尿酸値はいかほどですか?
それとも飲みすぎで「お足がいたい」と解釈すべきなのでしょうか?
(おーぼら)