先日(5/21)、国際基督教大学での同窓会勉強会で講演をしたとき(右:写真)、ウメサオタダオ展を是非みたいので案内頼むと話しかけらてきた人たちが3 人、昨日(6/7)、東京からやってきました。めいめいすでに購入していた『梅棹忠夫語る』をもってきていて、いろいろ質問されたのですが、実業界で活躍していたセンパイは「わたしはウメサオさんと同じ考えで、ずっとやってきた」と言いました。
じつは、これとおなじ読後感は何回かきいたことがあります。学者としては、梅棹さんは、ずいぶん「飛んだ」ことをいうもんだ、と思っていたのですが、「自らの経験をもとに考え、決断、実行する」のは、実業界の人たちにとっては当たり前のことなのでしょう。すると、鶴見俊輔さんが活目したあの「アマチュア思想家宣言」は梅棹さんが、学者の世界に「とらわれることなく」、ストレートに自分の気持ちを言ったのだと思い当たりました。(わたしも田舎の小商人の子なのに、なんで気がつかなかったのだろう。)
そういえば、日曜日に「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 」という映画をみにいきましたが、女子マをみんぱく教授に、ドラッカーをウメサオに置き換えれば面白いパロディーになるかなーくらいに考えていたのですが、こんなところで、わたしは「学者は偉い」という既成 概念からのがれていなかったのだと反省しました。みんぱくのあとは、すいはくにもつれてきて、「万博市民展」をみていただきました。
(カンチョー)
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