館長ノート

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6/13 コンサート♪梅雨をふっとばせ

一昨日までいい天気だったのに、昨日から梅雨入り?「タイトル」とはうらはらに、雨模様の日でした。それでも、60人をこえる観客が、秋田克美さん(ライブとランチの店~ウノ・ア・オトロ、グランマスター)、秋田光幸さん、藤田慧山さん、福田由紀雄さんの...
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上海万博特派員報告 第一報

上海特派員について今回、急遽上海万博へ特派員を派遣しました。彼は、昨年、日食時、悪天候に阻まれ、現地に到着できず泣く泣く帰ってきた曰く付きの特派員です。今回はどうにか現地にたどり着いたようですが、カルチャーショックのためか興奮のためか、言語...
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日本最古の土偶

日本最古の土偶(縄文時代草創期)が滋賀県東近江市の相谷熊原遺跡から出土した、コメントを、とA新聞記者から電話があった。送ってきたFAXをみると、3.1㎝という指先サイズの小さなもの、おっぱいがおおきなのが特徴とあった。ヒトの造形は、約3万年...
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せんべい汁 :青森B級グルメ

5月24日(月)~25日(火)と、また青森に行ってきました。三内丸山遺跡は昨年の世界文化遺産登録リスト入り、7月初めの新展示場完成(なかなかおもしろそう)、12月の新幹線開通などの追い風を意識し、アバター的MRをつかえないかなどと、往事の賑...
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ツバメの目で見ると

今年夏の展示は、昨年に引き続いて「吹田市の自然環境をみつめる」がメインテーマになります。いろいろアイデアが出ていますがその1つが、一般市民+すいた市民環境会議・日本野鳥の会・吹田自然観察会などの環境団体メンバーが、1998年に吹田市内全域で...
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カンチョー講演「延喜式を読む-古代摂津国の産業-」

カンチョーノートで掲載された講義ノートにしたがって、講義はすすんでいきました。 はじめは、まるで学者のように高く積まれた本:延喜式をまえにスーツ/ネクタイ姿でした。しかし、はなしが進むにつれ・・・上着をぬぎすて、ネクタイもどこへやら・・・汗...
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5月22日「延喜式を読む-古代摂津国の産業-」の講義ノート (4)

摂津の国の人口とその出自約3000年前(弥生時代のはじまり)から「続々と新しい文物が入ってきて、日本列島の景観を変え、今日の日本社会が形成されていった」と前のノートに書きました。モノの研究は考古学の依って立つところで、その時代的、地域的分布...
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5月22日「延喜式を読む-古代摂津国の産業-」の講義ノート (3)

古代東アジア海上交易路中国ー朝鮮半島ー日本の海上ルートが形成されはじめたのは約3000年前の縄文時代後・晩期である(従来の説より1000年ちかく遡る)ことが最近のC14年代からわかってきた。 『魏志倭人伝』には、倭人が漢に朝見をはじめたこと...
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5月22日「延喜式を読む-古代摂津国の産業-」の講義ノート(2)

攝津国のふしぎ摂津はちょっと変わった国だ。まずは名前、摂は「治める」、津は「港」、直訳すれば「港湾局」。日本の地名は河内、和泉、山城など地形や、植物など自然物にちなむ名が多いのに。そういえば中心である難波宮周辺の境界線は直線で、まるでアメリ...
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5月22日「延喜式を読む-古代摂津国の産業-」の講義ノート (1)

現在開催中の「古代摂津国考」は考古・歴史に焦点を絞ってきた当博物館のいわばオーソドックスな展示となった。今回とくに力を入れたのは「講演」で、ラインアップからわかるとおり、稲作を基盤として弥生時代から現代へと直線的につながる国史のなかで、吹田...