館長ノート

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汽車の旅:携帯メールfromヨーロッパ(3)

ナポリからユーロスターで10時発、ローマ、フィレンツェ、ボローニヤを経て、ボーツエン着19時半、1日汽車ですごしました。 ひこーきにのってたら日本についてたねー。明るくずさんな南とくらべ北はくらくていかん。寒いし、人の性格は几帳面。まるでサ...
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バチカン:携帯メール通信fromヨーロッパ(2)

ローマの町の中にバチカン市共和国がある。産業は宗教だけ。その中心がサンピエトロ寺院、世界中から毎日のように信者や観光客が押し寄せる。梅棹さんの言う情報産業を見事に具現している例だと思う。 寺院の大伽藍に登るとローマが一望に見渡せる。ちゃっか...
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携帯メール from ヨーロッパ

ポンペイにいきました。 背後のベスビアスは噴火て゛山の半分が吹き飛び、三千人が死んだ大自然災害で有名な遺跡。そこで山に登ることにしました。もともと三千メートル以上あったベスビアス山は現在は千八百メートルですが、深いクレータがあり、吹き飛んだ...
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人はいつ景観を描き始めたか

今、最も古い絵は75,000年前の幾何模様で、アフリカのブロンボス遺跡から出土したベンガラの表面に描かれたものだ(海部陽介 2005:『人類がたどってきた道』 NHKブックス)。約3万年前から、ヨーロッパで突然、写実的な絵があらわれる。アル...
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21世紀の縄文

宮本ルリ子さんは陶芸作家、私の友人福本繁樹さんの弟子で、ニューギニアやフィリピンで野焼き土器のフィールド調査もやった人です。 先頃、グル-プ展の案内があり、なかに「21世紀の壺」と題する縄文をイメージした彼女の作品の写真がありました。 現在...
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祝20000アクセス:ブログ「飛騨の郷土な健康を考える会」

子ぶろぐというか、友ぶろぐというか、「飛騨の郷土な・・・」が12日2万アクセスを突破しました。 高山にある、「岐阜ミュージアムひだ」で昨夏行われた「健康展」を応援するためにakakageさんが中心になって立ち上げたのですが、その会期中に吹田...
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市民企画に期待する : 実験展示『吹田のアルバム』に寄せて

景観について 「景観」が、すいはくのテーマの1つになってきました。今春の「吹田の景観を掘りおこす2」では、300万年前まで時代を遡らせることによって、景観が地殻変動や気候という自然要因によって大きく変わること、そして、人が景観を変えてきたこ...
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情報化時代の博物館 :6月1日ICU(国際基督教大学)講義レジュメ

I 博物館と情報 1.梅棹忠夫と国立民族学博物館 博物館ではなく博情(報)館に 2.「情報産業論」1963:情報化時代を予言 文明社会の時系列化:農業→工業→情報 3.第三のメディア IT 広告費が、テレビ、新聞に次ぐ。 雑誌、ラジオは抜い...
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博物館の図書コーナーを「市民ライブラリ」にという提案

昨日(5/23)博物館運営委員会がありました。市民代表のO委員から、おもしろい提案がありました。 「3階ロビー正面奥にビデオと図書コーナーがある。図書コーナーには吹田市史、大阪府史、日本考古学などの立派な本が並んでいる。しかし、これらは、ふ...
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ワニはわたしの祖先 -地球を救う知恵-

動物と人間はまったく別のモノで、子どもができたり、途中で変身したりすることはない(もっとも、最近は内臓移植や血清など医学が発達しているので、いつの間にか内臓がブタになり、脳がサルになるかもしれぬという不安も感じるのだが)。 しかし、わたした...