館長ノート

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「吹田方式」をICUで講義

去る6月2日(金)15:10~19:00、東京は三鷹にある国際基督教大学(ICU)の博物館学I(正規の授業:内容は博物館学概論)で、吹田市立博物館のカンチョー小山修三の講義がありました。 今回の吹田市立博物館の試みについて、思いの丈を存分に...
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館長ノート 37

ああうどん ■さぬきうどんの食べ方 館長招宴ーさぬきうどんを空海の開催がせまってきました。スタッフ一同うでを撫して用意しております(カンオンジからも応援人が来ます)。さぬきには、なべやき、てんぷら、てんかす、カレー、ざるなど、何でもあります...
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館長ノート 36

観蝶日記:アサギマダラ -空を飛ぶものvs地を這うもの- 万博公園の森に行った。鬱蒼とした森があの更地に40年弱の時間をへて立ち上がっている。ドイツの森を見て回ったとき、炭坑あと地の植生回復にはすくなくとも80年かかるという話を聞いたのだが...
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館長ノート 35

観蝶日記:モンシロチョウ -春の癒(いやし)か、沈黙の春か- モンシロチョウがたくさん飛び始めた。チョウの姿に春の訪れを感じ、ついあの童謡を口ずさんでしまうのは、日本の古い景観-里山を舞台にした生活へのノスタルジーからだろう。ところが、チョ...
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館長ノート 34

情報時代の博物館 ブログが20,000アクセスに このブログのアクセス数が2万件になった。市民委員会が、独自に立ち上げたのが昨年10月31日、はじめは日に30件もあれば上々だったが、3ヶ月で、100件になり、最近では500件にたるほどまで伸...
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館長ノート 33

観蝶日記:ルリタテハ -蝶の寺- 四国八十八ヶ所、六八番、神恵院(香川県観音寺市=写真)の境内にある茶店、悟桐庵のオヤジから「近頃、夕方になると決まってルリタテハがやってきて、前の石標で羽を休める」と聞いたのは去年の夏のことだった。 わたし...
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館長ノート 32

グループの大きさについての民族学的考察 久さんが、先日(4/30)のヤングフォーラムで「町づくりの活動グループは、20人以上いないとツライ」といったのを聞いて、オーストラリアで調査していた頃のことを思い出しました。 北海岸のアボリジニは、民...
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館長ノート 31

モノに宿る魂ー展示品を集めてアニミズムの世界を見た 「できるだけ、千里ニュータウンでモノを集めて展示する」ことを本展の基本コンセプトにした。そうすることで、20~50年前にわたる、この地域における「民俗資料」の収集につながり、博物館の収蔵品...
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館長ノート 30

観蝶日記-ナガサキアゲハと地球温暖化- ナガサキアゲハに憧れていた。山地で時どき見かけるのだが、高く、早く、かっこよく、飛び去るのを見上げるだけで、文字どおり手がとどかなかった。昆虫少年の友だちがようやく手に入れ、「シコクナガサキアゲハって...
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館長ノート 29

観蝶日記-ギフチョウ- ギフチョウは春の女神。オオムラサキが雑木林のキングとすれば、クイーンの名にふさわしい。この二つを対に目玉として展示したい、と語るSさんには、いまだに戦前の昆虫少年のあつい血が流れているようだ。 問題はこの2つのチョウ...