館長ノート

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小山修三館長退館記念講演会「森からのメッセージ-アボリジニに学ぶ-」

わたしは1979年から狩猟採集民であるオーストラリア・アボリジニ研究をはじめました。民族学はフィールド調査が基本ですから、彼らの村で一緒に暮らしました。わたしの専攻は考古学、なかでも縄文時代の社会に興味をもっていたので、人類最初の経済段階で...
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にのいち「逃げていった子」リハーサル: 上演は3/31!

3/31は劇団「にのいち」が、小松さんの子供向けショートショート”逃げていった子”(『宇宙人のしゅくだい』にある)の劇を演じます。小松さんは中学生の頃すでに「わたしの命はこの戦争のため終る」と思ってたそうです。13、4歳のこどもが、そこまで...
私たちの活動

金環日食をどうするか?

3月28日(水)19:00から、夏季展示についての反省と本年どうするかについて、ボランティアが集まり意見交換会をしました。「自然と環境」はこれまで3回行われましたが、参加型イベントも多く子どもたちにも人気があり、夏休みの展覧会として定着して...
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博物館見聞録: 入館料無料の博物館

下関市立考古博物館に行って驚いたのは「入館料無料」という立て看板が入り口に堂々と張り出してあったことだ。これは、実はそれほど驚くことではなくて、博物館法には(例外を除けは)無料と明記してある。しかし、習慣として、たいていの県立、市立の博物館...
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小松ロケット

ロビー正面にかざる「小松ロケット」のミニチュア・モデルができました。このままでも使えそうなので、ラジコンの車に乗せてはしらせるとか、軽くしてヘリで運ぶなどの案もでました。ペットボトル・ロケットを水の力で飛ばすというのも。子供たちが楽しめるイ...
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明日4日(土)11時から吹田高校で「吹田くわいプロジェクト発表会」

吹田高校と吹田市立博物館とのあいだには協定ができています。明日、吹田高校「家庭科部」が今年度の研究発表会をします。  11時~          開場・受付  11時30分~12時   家庭科部による発表                 ①...
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インフルエンザの影におびえながら

先週末から急に、インフルエンザが勢力をまし、吹田の小・中学校」にもその影響がおよびはじめています。聞くところでは、あと一人で学級閉鎖という事態にまで追い込まれているところもあるとか。その影響は、「むかしの暮らしと学校」の団体見学におよびます...
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ボーフラ: 春季特別展「大庄屋 中西家が伝える文化 ~其宅華麗 殆類侯居~」のご案内(その2)

今回の展示品のなかに、煎茶道具があります。煎茶は江戸時代初期に黄檗宗の僧によって、当時の中国文化の最先端として紹介されたそうです。形式化の進んだ茶道にたいし、手軽さがうけたのか江戸、大阪、京都の上流階級の間にひろまりました。幕末から明治にか...
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本のご紹介: 『石毛直道 自選著作集』

『石毛直道 自選著作集』ドメス出版全11巻+別巻1 (全巻で、76650円)◎第1部(1~6巻)は、食文化、食研究分野。37800円◎第2部(7~11巻)は、フィールドワーク、歴史観、環境・住居論、生活学。31500円◎別巻 7350円--...
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山焼き探検隊: 春の足音をききに

本年の若草山の山焼きは1月28日(土)です。いつも、この時期になると本番の燃えかたが気になって調べに出かけます。同行した山焼き評論家の話、「ことしはよく燃えそう」。ここしばらく雨が降ってませんが、このまま当日まで大雨、雪がなければ期待できそ...