お雑煮

お正月に、丸もち白味噌仕立てのお雑煮を作りながら、ニュータウンの家々ではどんなお雑煮を食べているのかなと思いました。お雑煮ほど地域性のあるものはありません。京風の白味噌仕立て、角餅の澄まし汁仕立ての関東風、パトカンさんの四国では餡餅のお雑煮と友人から聞いたことがあります。
私の友人も本当に各地から集まっていますが、8割が西日本で結構北九州地方、四国出身が多いようですし、各地を転々としている人が多く何度別れがあったか知れません。古い集落には旧家がありその地域の長があったのに、ニュータウンでは主人の収入額で自治会内での暗黙の力関係ができた所もあったとか。また買い物が不便なため、生協などの共同購入などが活発に行われたようです。

私など田舎育ちには、どこの誰が何をしたかを全て分かってしまう、何代も前のおじいさんのことまで知られている中での近所付き合いは、親切ではあるけれどいらないおせっかいも多く何かべっとり重い付き合いで、好きではありませんでした。その点、千里ニュータウンには新しい近所付き合いが生まれてきたのではないでしょうか。

千里北公園を残そうと近隣住民が運動をしたり、この五月が丘でも小学校横にマンション建設が分かるやいな何千という反対署名を1週間で集め、児童センターや公民館建設地に代替してもらえたのです。私がボランティア活動を始めたのも、新しい街では血縁より地縁を大切にしたいと思ったからです。
でも今後もっと何が大切かと考えたとき、この街を自分のふるさと思える子供を育てることだと思います。私自身何かまだ千里に足を付いた生き方をしていないし、何かがニュータウンには足りない気がするのです。それをニュータウン展で見つけることができればと考えています。(田舎娘)

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服部緑地の日本民家集落博物館で1/8(日)・9(月・祝)11:00~
ふるさとのお雑煮会 」があります。

ところ 飛騨白川の民家 および 日向椎葉の民家
2日間とも各200食ずつ準備、完売次第終了させていただきます。
1椀300円。

●毎年恒例のお正月行事です。当館に移築されている民家のふるさと等に伝わるお雑煮を再現します。
●今年の献立は以下の2種です。囲炉裏にかけた鍋からアツアツを召し上がってください。
※ 「飛騨白川の栃餅雑煮」は、当館の移築民家の旧所有者大井家が昭和20年代に食されていた雑煮を再現、現地から取り寄せた栃餅と五箇山豆腐を使った醤油仕立ての雑煮です。
※ 「広島の牡蠣(かき)雑煮」は、広島県の瀬戸内沿岸部に伝わる牡蠣、丸餅、青菜を入れたすまし汁の雑煮を再現、「牡蠣」の読みには、「賀喜」の字があてられ福をかき寄せる縁起物、個性的なお雑煮をお楽しみください。

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全国お雑煮マップ

コメント

  1. パトカン より:

    お雑煮のいろいろ:奈良地方では白味噌仕立ての雑煮の餅を箸で皿に取り出し、甘いキナコをまぶしてたべます。彼らに言わせるとアンコ入りの雑煮なんて気色悪いなー、雑煮はやっぱりこれだよと言うのです。すごいでしょ、それが今年も奈良に座り込んで正月を過ごしている理由です。

  2. せんりっこ より:

    元旦は父方の白みそ仕立て、餅は丸いうるうもち(米が混じっている、この頃はできあいを買うので角のうるうもちしか手に入らないと嘆いてました)、2日は母方のおすまし(丸餅)でした。

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