展示は演出だぁーーー! 【開幕まであと63日】

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市民委員会ではサテライトと呼ばれている、博物館を離れ千里ニュータウンの団地の一室を丸ごと展示に使うという、大胆な試み。 このサテライト展示のために、本格的な物探しが始まった。1960年代グッズを集めた懐かしい「あの日」に帰る部屋になるみたい。【^^】

バスオールの最初の展示アイデアは、サテライト展示のように、1960年代半ばのとある一家を設定してみた。↓
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1960年代半ばのある日曜日の夕方、千里ニュータウン団地のとある部屋。 夫婦と小学校入学前の子どもがいる一家。 お父さんの日曜の楽しみは、子どもと一緒に入るバスオール。 TV『てなもんや三度笠』を見終わって、さあ入ろうと、二人共に着ていた服を脱ぎ捨て裸でベランダへ。 「早く入らないと、カレーが煮つまるわよ。」と台所で夕食の仕度をするお母さんから声がかかる。
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でも、バスオールの博物館展示室での展示が決まり、サテライトと同じではダメだろうと思った。それに市民委員会に参加して知ったことなんだけど、予算があまりに少ない(強調)。 それで、1960年代に登場してきた住宅設備品だけを抜き取るコンパクトな展示を描いた。 キッチン台と瞬間湯沸かし器、コンロを入れて4点。バスオールメーカーのエア・ウォーター・エモトさんから届いた昔のチラシや新聞記事も展示する。

しかし、この案はカンチョー蛙の一声(鶴ではない)で却下!
「これやったらどっかの住宅設備のショールームでっせ。誰も見まへんで、そんなもん。 展示はモノで見せなあかん。情報は最終はモノに落とさなあきません。 ようけ置いたらええんとも違います。大胆な省略がいる。掴みが大事です。」

そうか・・・芸術は爆発だ! けど 展示は演出だ!

(おかきた’まり)

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