ほくさんバスオールはどこかにありませんか? 【開幕まであと63日】

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これまでご縁のなかった吹田市立博物館の「千里ニュータウン展」市民委員会に参加するきっかけは、運営するサイト【洗いの殿堂】にきた↓1通の読者投稿メールだった。
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こんにちわ。 ホクサンバスオールは現在どこかにありませんか? 実は来春、吹田市博物館で千里ニュータウン展を市民企画でやります。 昔、テラスでお風呂に入っていた話が出て展示できないかと探しています。
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エエッ、びっくりオドロキ! きっと検索で探したバスオールの取材ページを見て投稿してくれたんだろな。 大阪近辺で近いし詳しいお話を伺えますかと、リターンメールした。

すぐに飛んできた市民委員会のスタッフと名乗る人は、これまでに出会ったことのないタイプの女性。 「わたしは、ずっと仕事をしたことがないんですよ。 もうボランティア一筋です~。」とにこやかに話す、柔らかな言葉の裏に行動力と芯の強さを感じた。 吹田市東佐井寺地区公民館の館長をしているとか。聞き上手で話しも上手、対話ができるこの女性は、企業で働いても貴重な存在になる人だろなあ…

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大阪府の千里ニュータウンは、日本初のニュータウンとして開発され、誕生40年を迎えた町。その「千里ニュータウン」の街・人・暮らしをテーマに吹田市立博物館の企画展として市民参加スタイルで開催される展覧会。 市民スタッフの女性たちから、その頃に激変した水回りの展示をしたい。 そこで『バスオール』をと声があがったそう。 しかも吹田市立博物館長は、国立民族学博物館:名誉名物教授の小山修三氏とか!

【洗いの殿堂】のリンクをたどり、企業に問合せしたけれど返事がないので…ということだった。いつもの仕事ベースではない市民団体からの問合せに、どのように返事をすれば良いのか企業も戸惑っているのではと思った。 少しでも手伝えればと企業との仲介をする約束をし、どこが運営母体なのか、資金はどこから出るのか、借賃と費用の予算はいくらか、を聞いた。

この仲介がもとで、こんなオモシロクルシイ市民活動体験が始まるなんて、そして、元気で前向きな人たちとてんこ盛りに出会うなんて、そのときは予想もつかなかった。 世の中は、こんなところで大変化している! カンチョーを筆頭にユニークなシニア軍団を前にして、ビジネス書やマーケティングレポートには書かれていない「地響き」を感じることになる。・・・【^^;】

(おかきた’まり)

コメント

  1. okkun より:

    柴てつさん、面白い情報をありがとうございます。吉永さん、浜田さんが日活映画「青春のお通り」のロケで千里NTに来たのは1965年の春頃ですから、「わたし違っているかしら」(このタイトルも面白い!)はその翌年ですね。映画のストーリーの中に商品を登場させる手法は、今話題になっている「プロダクト・プレースメント」そのものじゃないですか!「バスオール」は割賦販売のチラシも見つかっており、そういう新しい方法をどんどんやっていたことに「勢い」を感じますね。やり手の方がおられたんだろうなあ…。

  2. 千里ニュータウン展市民委員会 より:

    「市民活動一筋女」に【^^】ました~~~~! ぴったり!!まだ狂ったわけではないので、ご安心を。

  3. おかきた’まり より:

    okkunさん、おはようございます! おかきた’まりです。
    >「プロダクト・プレースメント」そのものじゃないですか!
    ほんとですね~。とにかく販売というかマーケティング活動がユニークだと思う。そこんとこも、当時の生活者に届いて記憶に残ったんじゃないかしら。モノ+マーケティング活動=認知+納得 今だからこそ見直したい要素が詰まってますね。それって、今回展示でどのように表現できるんだろ・・・

  4. 柴てつ より:

    2006/2/7 のblog 「千里ニュータウンのお客様」では 「ロケに来た吉永小百合さん、浜田光夫さん」(1965)という記事がありました。ほくさんバスオールの会社 北海酸素(株)の社内報 昭和41年8月号に「バスオール 日活映画に登場」の記事があり、日活映画「わたし違っているかしら」(出演;吉永小百合、淡島千景、宇野重吉、浜田光夫ほか)の中での「バスオールのシーンは、北海酸素が コマーシャルフィルムを製作しているところに、吉永婦人記者が取材に来る設定、映画前半の一シーンに バスオールが出ています」 との紹介記事があります。映画は昭和41年8月1日全国封切。残念ながら 映画は見ていません(フィルム博物館?)。

  5. 市民活動一筋女 より:

    おかきたさんの人生をこんなにも狂わせてしまった、責任者です。一度やったら辞められない市民活動。どっぷり漬かって、がんばって下さってます。感謝。

  6. バスオールトークショー「お風呂について話そう」

    千里ニュータウンが町開きをし最初の住民が入居したころ、お風呂の世界でも大きな変化の波が起こります。そう、家風呂普及の先鞭をきるバスオールが、登場したのです。千里ニュータウンの人たちは、すぐにバスオールをゲット、日本初の住宅用ユニットバスを使いこなすパイオニアになりました。

    バスオールの開発販売にあたったメーカーの方、最初のユ…

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