講師に聞く

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「吹田のクワイは栽培植物か?」

カンチョーがインタビューしました。今回は、8月13日(日)の講師、佐藤洋一郎先生です。

小山 今度の講演のねらいは?
佐藤 農業が環境汚染の始まりという説があり、シルクロードの調査に行ったとき、それを感じました。潅漑に水をとりすぎると、地表に塩が吹き出して固まる。それで古代文明は滅びたのではないか。いまのアメリカもあぶない、自然生態は微妙で、乾燥地帯は日本とはずいぶん違うのです。
小山 日本には2つの農業がせめぎ合っていた、それは縄文時代からというのが佐藤さんの説ですね。
佐藤 コメ系の南、コムギ系の北。三内丸山にはムギやアブラナなど、北のものが顔を出し始めています。野菜はこれまでみんな弥生時代からとかたずけられていましたがそう簡単じゃないですね。マメ、エゴマ、カブ、ゴボー・・・
小山 吹田の野菜といえばクワイ、池にも浮いてるけど、あれは栽培植物ですかねえ?
佐藤 クワイはおもしろいやつで、学会で栽培か野生かで、大議論をまきおこしたことがありますよ。
小山 たのしみにしてます。お盆だけど人くるかなー

講演会のご案内
8月13日(日)14:00~
「古代文明を壊した塩」
講師 佐藤洋一郎氏(総合地球環境学研究所教授)
場所 吹田市立博物館講座室
博物館URL http://www.suita.ed.jp/hak/moy/moy1.html

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