3/24 シンポジウム「吹田の子どもたち」-むかしの暮らしと学校展のイベント

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子どもは「社会の宝」ですが、博物館にとっても将来の大切なお客様です。

3/24に「吹田の子どもたち」の討論会をやります。
コーディネーターは香坂(吹田博)さん、
パネルには椿原さん(前教育長)、渡辺さん(吹田市教育委員会)ら
現場経験豊かな人たちに私がくわわります。

今、教育の現場はたいへん困難な状況に追い込まれています。吹田では新聞に報じられるような大事件は幸いにして起こっていませんが、授業時間短縮、総合学習、塾など量的なもの、進学、不登校、いじめ、家庭など質にかかわるもの。さらにアレルギー、花粉症、過栄養、拒食などの病気や健康、そして(教師側で言えば)団塊世代の先生方の大量退職など、問題は山積しています。

「むかしの暮らしと学校」展は明治、大正、昭和初期の生活を、子どもの視点に近づけた展示をです。毎年、この時期に、小学3年生が団体で見学に来る名物企画展で、吹田市ばかりでなく他の市からもやってきます。最近の動きで注目されるのは、博物館が、体験型へと変わっていることです。わたしたちも、コマ遊び、ハタ織り、下駄、火打ち石、おんぶ赤ちゃん人形など、ボランティアの方々が実際の経験を語り聞かせる、などのプログラム作りに努力しています。

もっと充実させることが出来る、三年生だけでなく他の学年も、中学生、いや若い教員までが学び楽しめるものをと言う声があがり、学校との連携を強化したシステム作りを考えることになりました。このシンポジウムはその第一歩です。

打ち合わせ会を何度かやったのですが、色々おもしろい意見が出てきました。
●先生方に「公開研究会」をやってもらう。
●小学生になってもらい実際に「授業」を体験。
●展示の時代をもっと新しく、60年代、70年代のものも入れる。NTそだちの父兄はもういっぱいいるのだから。、
●こころと身体の相談室をやる
●紫金山で博物館クロカンを開催!

教育の現場、教師ー子どもー保護者の輪のなかに、博物館が参加できるようになれば、大変有意義であり、おもしろくなるだろうと思います。討論会は、フロアからの参加をきたいしています。活発な意見交換をやりましょう。

(カンチョー)

 

コメント

  1. akakage より:

    私が鈍感だからなのか、学校教育の現場の基本的なところというのは変わってはいないのではないかと思っています。 ただ、経済的背景や政治的背景が変化していますので、そこにどのように学校教育の内容・学習後の生活の価値観を合わせていくのかが難しいのだと思います(それはどの時代でもいえることだと思いますが)。 現場の問題というよりも、それらの問題を煽りに煽るマスコミや、ヒーロー化された元先生たちの功罪というものを考えなければならないんじゃあないか、と教育の問題を報じるマスコミ報道をみていてエラそうに思ってしまいます。

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