閑さや岩にしみいる蝉の声

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日本人はセミの声を心象風景のなかに受け入れている。しかし、外国では(確かアメリカだったとおもうが)騒音としか考えられていない、という記事をどこかで読んだおぼえがあり、そうなのかと思っていた。

ゴッホの跡を訪ねてアルルに行ったとき、ほうぼうでセミの声をきいた。立ち並ぶみやげもの屋の前を通ると蝉が鳴き出したのは、センサーで感知してなきだす商品があるからだった。壁にいっぱい大小のセミ(の彫刻)が掛けてあるプロバンス料理のレストランがあった。聞いてみるとこの地方では、かつては一軒に一つはセミがかざってあったそうだ。由緒など、詳しいこと聞けなかったが、少なくともこの地方ではセミが愛されていたのだ。

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ゴッホ燃えるような樹木にセミの声をくわわるといっそう迫力がでますねー。
台風一過、つよい日射しのもとで、あつくるしいクマゼミの合唱を聞いていてそうおもいました。

(カンチョー)

 

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