吹田の岡本太郎 :もうひとつの「太陽」をまもれ!

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吹田市民にとって岡本太郎といえば「太陽の塔」。
しかし、吹田市内の随所に岡本太郎の作品があることは意外に知られていません。
そのひとつが、江坂のカーニバルプラザのメイン看板です。

ところがそのカーニバルプラザが9月30日をもって閉店になります。その看板はいったいどうなってしまうのか行く末を案じていたところ、たまたまその責任者とお会いする機会を得ました。伺うとすっかり取り壊すというお話を聞き、「吹田市立博物館にください」と叫んでしまいました。先方は「願ってもないことで喜んで差し上げる」とのこと。「EXPO70」の展覧会を開催する博物館に持って来れたら最高だと考えました。

しかし、その後調べを進めていくうち、まず直径5mという大きさの問題。しかも、がっしりした鉄骨組みで重量も半端でなく、撤収して運んでくるだけでも大変!まして永久に据え付けるとなると、基礎工事だけでも莫大な費用がかかることがわかりました。しかし諦めたら解体されスクラップになってしまうのです。
さぁてどうしたものか?解体工事は10月15日から始まります。

これは本来、吹田市が貴重な文化財として保全すべき作品だと思います。しかし急な話で・・・縦割り行政のしがらみの中ではどうにもならないというのです。巨大壁画「明日の神話」の誘致運動が四苦八苦しながらうごめいている現状をみると、今目の前にある岡本太郎の作品を見捨てるわけにはいきません。ひいては吹田の文化度を問われることになります。

市民レベルでこの貴重な財産を吹田に残しませんか?
幸いなことに、今回秋の博物館の企画展は私たち「市民委員会」に委ねられています。「岡本太郎の遺産」を残したいと思うのは吹田市民として当然のことだと思います。私もがんばりますので、みなさんの盛り上げに期待します。

(あかちゃん)

コメント

  1. 団塊の婆 より:

    カーニバルプラザにそんなのありましたっけ?あー、見たことある。あれ、タローさんの作品ですか…そういえば太陽の塔の親戚だわ。
    そら、吹田にあったタローさんの作品を捨てたとあっては「明日の神話」は「過去の神話」に。
    いっそのこと、吹田博物館はタロー博物館にしたらいかが。でも、明日の神話は今の博物館に入りきらないわね。
    とりあえず、タローさんの作品の写真集なんてあれば、図書コーナーに置くべきですわね。

  2. okkun より:

    遠くの「明日の神話」より、近くの…「カーニバルTARO」!?
    輸送費が問題なら、まずは現地の庭でも、「決まるまでしばらく置かしとって~」作戦じゃないでしょうか?
    博物館の、あの意味がないバブリーな塔屋に取り付けたいものです。そうすると名神下り車線から見えるんですよ。

  3. あかちゃん より:

    今回は仮設処理で150万。常設となれば500万円。お願いおっくん!出してぇ~(鼻声)!
    「市民トラスト」を考えております。

  4. こぼら より:

    あかちゃんさんの提案されている「市民トラスト」がたちあがって、市民一人一人が、いかにこの看板に愛着を感じているかを行動で示すことができたら、吹田市も動かざるをえないでしょうね。たとえば、小・中学生までもが小遣い差し出したりしたら、知らん顔できないはず。少なくとも、「明日の神話」ひきとりに手を挙げているんだから。
    それにしても第二?の太陽にして、これだけの維持費がかかるのです。「明日の神話」はいったいどれほど?吹田市の財政、大丈夫なのかな。

  5. みっちゃん より:

    何をするにも、まず先立つものが必要なんですね。
    その看板を運んで、すえつける費用。こんどの展示費用の予算には、入っていませんものね。人力で運んで、素人が備え付けも出来ないし。
    市民委員も、自ら資金稼ぎをしないといけないかもね。たんぽぽみたいに、あちこちに出稼ぎに、行くのはどうですか?

  6. ムリ筋 より:

    ヒトの来ない特別展を1回やめる、あるいは転用したら?
    「岡本太郎と吹田」という特別展をやる。この作品だけ展示、連続講座(あるいは徹底講座?講師はもち、ボランティア)をやって、みんなでいろいろ考えてみようというのは、どう?

  7. カツオ節 より:

    ムリ節 じっくり節 カッオ節

  8. aki より:

    皆さんにお尋ねしたいのですが、何にそんなに500万なんてお金がかかるんですか。

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