「はつゆめ博物館」に高齢者と子どもについての投稿がありましたが、その中間で抜けていた世代について考えてみました。
すいはくの入場者は子どもと老人が圧倒的で育児に、会社に、商売に、いわゆる働き盛りの人々の数は少ない。本当にそうだろうか、博物館でよく姿を見かける人のことを思い浮かべると…
まず、市民委員会には何人かの現役の方がいらっしゃった。オタク、マドギワ、ユーカンマダム?…それとも、身からあふれ出す教養に引きずられてきた人?…それでも、平日の昼間はダメで、会合は夜7時からとか祝祭日となる。老人連中からみれば、なにを嘴の黄色い小冠者めが、という気配もあるのだが、やはり現役の鋭い意見が全体をリード。
他には?…新聞、ラジオ、テレビ、雑誌などマスコミ関係がけっこう多い、ついでに学者や大学生もいれておこう。ふだんは無視されているが、ニュース種があればやってくる。千里NT展、万博展はその点で画期的だった。
そして、小学校の先生。「むかしの暮らしと学校展」はカリキュラムと対応させているので、3年生を引率してくる。その前後に説明会やアンケートがある。引率といえば、「さわる展」は、当初、視覚障害者を対象に考えたのだが、老人介護に関わっている人たちも熱心であるのは想定外の喜びで、行政からも応援の声があがっている。これらの人々は、子どもや障害者とのインターフェイスとして重要な役割をはたすので、研究会や意見交換会をもっと活発にやりたいものだ。
紫金山の自然と公園にかこまれたこの博物館は、自然観察の最適の場所で、植物、観鳥、昆虫、地層観察に来る人をよく見かけるし、それにもまして、朝夕、散歩やジョギングで通り過ぎていく人が多い。前者については、最近の議会で「自然や環境」に対してもしっかり取り組むという行政の意思表明があったので大丈夫だと思うが、後者はどうにかならないかと「犬の展覧会」を考えたことさえある。 夏日の開館時間延長、無料化、友の会による年間出入りの自由化…何か方法はないものだろうか?
それは別問題にしても、やはり、 土、日、祝を中心に、コンサート、落語、舞踊、演劇など、過去二回の市民が中心になった企画展が示し、効果を上げたような企画をもっとあげて、ふつうの「いそがし人」をひきよせたいものだ。
(カンチョー)
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