竹の薬

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台中のまちで薬屋をさがして歩きました。
チクレキ(竹瀝)という竹の薬があると聞いたからです。
しかし、ふつうにある西式と名乗るくすり店では日本のセイロガン、オータイサン、ビオフェルミンなどの薬が多いのがめだちましたが、チクレキはないとの答えでした。

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ようよう漢方薬店をさがしあて、おじさんにきくと竹ジョ(竹かんむりに如)をとりだしてきました。大きな丸い紙入りで1つで5元(30円くらい)、

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包みを開けてみたら竹の削りカスのようなものでした。煎じてのむらしいのですがぼくの中国語ではちんぷんかんぷん、マーイーや、蓮風先生に聞くから。

見せていただいた本『中医臨床のための中医学』(神戸中医学会)などを調べると竹を使った薬は3種ありました。
「竹葉」ハチクの葉っぱ。効用は散熱、清心除煩。初期のカゼの微悪寒、発熱など。
「竹瀝」ハチクなどの竹竿を加熱して流れ出た液汁抽出液、消痰、生姜汁と合わせるとよくきく
「竹ジョ」ハチクの上皮のすぐ下の部分を薄く削ったもの、痰、咳、喘息。

空港には中国に行ったら、宣伝に惑わされて、不正な薬を買わないようにという大きなポスターが出ていたのがおかしかったです。たしかに、あれは効きそうな気がするもんなー。

(カンチョー)

コメント

  1. カンチョー より:

    阿辻先生によると、漢字なんてちまちなんだもん。くさかんむりでもいいようねー。

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