「あくあぴあ」は高槻市の山地、明神岳から淀川に流れ込む芥川が、台地から平坦地に変わるあたりの地形を利用して、崖面につくられた自然系の博物館(相当施設)です。大きな建物で、装置も充実、考えようによっては、いわゆるハコモノ時代の成果と考えることもできます。そのせいか、今年の4月から、指定管理者制度に変わっています。
指定管理者制度とは、県や市の施設の運営に「民活」をという呼び声ではじまり、全国的にも数が増えています。しかし、その結果、博物館的施設に関するかぎり「入場者も増えない、展示・企画も不振、」など、失敗例がおおく、見直しという意見さえでているほどです。
しかし、それは時期尚早、現在はまだ、制度を変えたときにおこるスキマ、つまり、適応への試行錯誤の段階で、ここで引き返すと、何も変えたくないという官僚志向の思うツボ、になると私は考えます。とくに公立の場合(国は独立採算制という別の方式を採っています)、 貴重な文化財の保護という建前(美名)にかくれて、運営や管理が役所的な惰性に流れて運営されてはいないか?文化財は、倉庫に隠すだけでなく、その意味が 市民(納税者)にどうキックバックするのか?などを真剣に議論する必要があるとおもいます。
「あくあぴあ」は指定管理者制に変わってから、かえって活力が増した成功例だと思いました。予算がきびしいとこぼしながらも、小さなものからはじまるイベントを考え、かざりつけ、水槽の清掃、標本作り、などなど少人数のスタッフがいきいきと働いていることや、こどもたちがお母さんと楽しそうに遊んでいる館内の光景を見ているとよく分かりました。組織とはやはり人なのでしょうね。
7月18日から始まる吹田アーカイブ展第3期「吹田の自然物語」の準備がいよいよ大詰めを迎えています。この展示には、隣町の高槻市にある「あくあぴあ」から、動物剥製や骨格などの資料をお借りしたり、イベントのアドバイスを受けることになりました。
(カンチョー)
あくあぴあ芥川のHPはこちら!
コメント
都合5回くらいは、行きました。
平成4年やったか、 あくあぴあ芥川さんのすぐ上<北>は、南平台ゴルフ場、
宅地造成のブルトーザーの事務所にも数十回。
近くには、高槻市資料館もあり、2回行きました。
社友は、毎朝 あくあぴあ芥川 迄 散歩 西郷ドンです。
ここのホームページは、生き生きとしていますね。ホームページを見ると、情報が止まったまんまか、いつも新ネタに取り組んでいるか、だいたい察しがつきます。きのうは関大の高槻キャンパスへ聴講に行ったので、この芥川沿いにバスでずっと上っていきました。
こんな近くにあったんですね?
アーカイブ展 3期 いろいろお世話になりそうで(^^)
しかし 司会者さんは 頭痛めてました「ニュータウン展もこんなんだったん?」と・・・
「僕 知らんもん^_^;」