吹田アーカイブ展:注目の一品(その1)

紫金山のなかにある吉志部瓦窯では、平安京の宮殿につかった瓦をつくっていました。

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これまで吉志部神社の西側では6基の平窯が発見されていましたが、昨年(2008)の調査によって12基以上の平窯と4基の登り窯が計画的に配置されていたことがわかりました。さらに東斜面にもたくさんの窯があることが予想され、大規模な操業がおこなわれていたことが明らかになってきました。生産された瓦は、神崎川を水路で京都まで運ばれていったのでしょう。

ちなみに、平安神宮の拝殿は平安京の朝堂院、正面の門は応天門が復元されたものです。(▼写真はWikipediaより)

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(カンチョー、TAK)

◆5月10日(日曜) 14時~15時30分
「吉志部瓦窯跡と平安京の瓦」
京都文化博物館学芸員 植山 茂氏の講演があります!

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