驚異の葬式まんじゅう

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どうにも長梅雨で雰囲気が出ないですが、はや8月…帰省などで「土地の習慣の違い」を感じる機会が多い季節です。

ひとつきほど前、会社の同僚が法事で島根の田舎に帰り、いただいてきた「葬式饅頭」(この場合は「法事」ですが葬式でも使うらしい…)がとても食べきれないというので、大日本甘党の私としては「食べきれないほどの饅頭って、どんなん?」と心ワクワク、持ってきてもらってご馳走になりました。

これです。タバコの箱を一緒に置いて撮るべきでしたが、直径15センチほど。デカイ!カラフル!

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しかも中はこってりしたあんこがぎっしり…さすがの私も2個食べるのにペットボトルのお茶でおかわりが必要でした。

島根では、こういった派手なまんじゅうを葬式や法事で配る風習が一般的だそうです。しかもあんぱんも一緒に配るとか。

葬式で、あんぱん?

甘党の私には夢のような風習ですが、さすがにビックリ!「島根 葬式饅頭」「島根 法事 あんぱん」「法事パン」などで検索すると、島根県東部から鳥取県西部にかけて、広く行われている習慣のようです。画像検索すると、面白いですよ!(ものすごい一例

葬式や法事で饅頭をお供えし、来てくださった人たちに配る…という習慣は島根に限ったことではないですが、「甘いもの」はかつては貴重品でしたから、これが華やかに独自の発展をし、どこかで「饅頭がアリならあんぱんもアリだろう…」と洋風化して現在にいたったのでしょうか。商売上手なパン屋さんがいたのかもしれません。

うちはどうだったかな?…と考えてみると、父は滋賀県出身、母は神戸出身でしたが、饅頭も(パンも)配った記憶がない…(母はキリスト教だから法事ってないし…)千里阪急に行って洋菓子とか和菓子の詰め合わせを選んだような気はしますが…遠方から来る(わりと高齢の)お客さんに重いもの持たせちゃいけないし日持ちも気になって、クッキー類を選んだような気がします。こういうときに「迷う」ってことは、「こういうときは、こうするもんだ」という「地域の規範」がないってことで、ニュータウン育ちはこういうところでも伝統文化にうといなあ…と思った出来事でした。

(by okkun)

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