ナラ枯れと縄文人口

画像8/3の毎日新聞に京都の大文字山の周りのナラが枯れて、まるで紅葉したようなショッキングな写真が出ていました。ほんとかなーと思うほどでしたが、このあいだ地球研に行った時、宝ヶ池周辺の里山にナラ枯れが、たしかにおこっているのをみました(この写真じゃあまりわからないけど)。いまナラ枯れは京都でどんどん広まっているようです。原因はカシノナガキムシが幼虫の餌としてコナラやミズナラに持ち込むカビ、すごい勢いで繁殖してあっという間に木を倒してしまうそうです。(→すいた市民環境会議ブログ参照)。

わたしはかつて、縄文人の主食はミズナラなどのどんぐりではないかという仮説をたて、縄文時代の人口が多いことの理由の一つとしました。その時は害虫によってナラがかれることは予想しませんでした。しかし、クリ(これも縄文人の主食の一つだった))はクリタマバチにやられて大きな打撃を受けるという例はよく知られています。また、(縄文人とはあまり関係はないけど)、近年のマツ枯れの惨状は生々しく印象に残っています。
縄文人口は中期から後期にかけて、急速に減少します。それはミズナラ地帯である中部地方から関東にかけてとくに顕著でした。それは気候寒冷化に起因したものと考えています。

温暖化の進む今とは逆の変化ですが、自然が大きく変わることで、植物相が大きな打撃をうけ、たよりにしていた主食の供給が途絶えるという事を考える必要があるのかもしれません。
 
たまたま、今日(9/8)から飛騨地方の調査に出かけます。ナラ枯れが起こっていないかどうか、しっかり観察してこようと思います。

(カンチョー)

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