梅棹先生との遭遇――ダースベーダー たったかたん!

私の場合 民博は先生方にお仕事をもらうための御用聞きに行ってるだけの出入り業者って立場でしたので、当時館長だった梅棹先生のことは、小山先生の話でしか知らない超えらい未知の大先生。

と言うわけで、梅棹先生がいらしたら 参勤交代みたいにして地面にひれ伏してお迎えしないといけないんじゃあないかと思ってたくらいです。

よりによって 初めてお見かけしたのが 白内障保護用の眼鏡をかけたばかりの先生だったので、足元を気遣って付き従う方々の物々しい雰囲気と、あたりに漂うタダならぬ緊張感があいまって、壁の向こうからその姿が現われたときには

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どうにもダースベーダー・・・・!!でした。

あの濃い~い保護眼鏡の内側に温厚なお顔が隠れているとは まだ全く存じ上げない時代の梅棹先生との遭遇でした。
(安芸早穂子)

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