マユちゃんマリちゃん

7月29日~31日は、丹波の森公苑・縄文の森塾の縄文キャンプだった。早いもので、今年でもう10年。私が民博を定年退官になった春とつぜん、河合雅雄先生から電話があり、「こどもに森のよさ、楽しさを学ばせたい。縄文塾という名にしたいので指導をたのむ」ということばに共感、ひきうけた。

しかし、こども相手は未経験、どんな話をすればいいのか、何をやればいいのか。土器焼きをはじめ、食べられる野草採集、昆虫の観察、川の生物を調べる、竹や木でおもちゃづくり・・・試行錯誤の連続だった。最近はイベントも定着してきた。池でイカダ(てんぷく丸)やカヌーを浮かべて歓声をあげながら遊ぶこどもたちを見て、スタッフの一人が言う。「この活動は、サポーター(=ボランティア)のみなさんの力の結晶」。

画像なかでも、マユちゃんとマリちゃんは、第一回の参加者で、当時小学校6年生だったが、今ではここ数年サポーターとして活躍している。最近のこどもはダラダラして、とおとなたちは言うのだが、よく見ると軍隊式の強制ではなく、新世代のゆるやかな統率力を発揮しているように思う。

(カンチョー)

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