じゃーん!
吹田市の世帯数は約16万!それだけに配布される市報はけっこうな「マスメディア」と言えるのですが、その表紙を「ニュータウン半世紀展」の展示が飾りました!
このコーナーは「ニュータウン遺跡」。建替で解体された団地から貰い受けた住棟番号、ダストシュートのフタ、ベランダの柵、牛乳箱、洋式便器にトイレットペーパーホルダー…ついこないだまでニュータウンの日常生活の一部だったものが遺跡風に再構成されています。フォロ・ロマーノの千里版という趣向。ケースに行儀よく展示物を並べる「博物館風展示」ではなく、アーティスティックな要素を入れた「美術館風展示」にチャレンジしています。
豊中市のご協力により、2006年まで千里中央にあった「ステンレスの林」のパーツが加わっているのもお見逃しなく!(現物はあまりにデカいのでほんの一部ですが…)
なぜ遺跡風に?…大規模建替があいつぐ千里ニュータウン…オリジナルの建物の喪失を惜しむ声はたくさんありますが、文明とは破壊と建設の繰り返しであり、千里も初期の建物のサイクルが1回まわったところでようやく「一人前」の都市になれるのではないか…?死があればこそ再生もあるというたくましいDREAMの輪廻を表現したくて、こうしてみたというわけ。団地パーツをただ転がしておくと、ただのガラクタにしか見えないんじゃないか?と心配になったのもあるんですけどね。「現物の持つ力に語らせる」のは、博物館としては王道であります。ちゃんとしたアーティストを起用してディスプレイしてもらっております。
展示の工夫もいっぱいの「ニュータウン半世紀展~千里発・DREAM」。11/25まで!お見逃しなく。
(by okkun)
コメント
この市報の表紙を見たとたん 知ってる人はとても驚いたそうです(^^)そう、この姉弟がそっくりそのままだったんで!
ああ=!引っ越したからもらえない
2~3部ください!って市役所に行けばいいのかな?
阪急南千里駅なんかにも御自由にお持ちください してありましたょ(^^)もちろん市役所に行けばあると思うけど配布されてもう結構日が経つから急がないと・・・