1月30日朝日新聞朝刊:大阪市内版に掲載された「バスオール」記事は、企業の方向から見ると、まったく違う景色に見えてくる。「この企業さんは、えらい広告効果やねえ。100万とか200万の広告料ではすまへんやろな~。」と何人もの方から聞いた。
いま、新聞やテレビで流す広告は、注意をひいてもらえず信用されなくなっている。わたしもテレビコマーシャルが嫌になったり、郵便ポストに毎日どさっと入る広告チラシにうんざりしている。そんな流れにそい、企業は広告から広報へ力を入れ始めたと聞く。一方的に叫ぶ広告から、対話しませんかと誘う広報へ。
バスオール探しの市民活動記事は、企業の過去の商品や活動が、企業のブランドイメージを上げる広報例をつくったと思う。こんな状況は、これまで少ないだろう。「いやあ、昔の商品を置いとくなんてこと、まったく考えもしませんでしたから。」と、バスオールのメーカー:エア・ウォーター・エモト社の担当の方も頭をかきかき苦笑いをされていたっけ。
市民委員会に参加して、博物館はビジネスの匂いがしない、またそれを嫌う場所だなと感じる。けれど、生活道具に関わる展示は、商品を作ってきた企業抜きではできないと思う。視点を変えて、生活展示を消費者(市民)からの企業広報として見ると、企業協賛へのアプローチ法を広げてゆけると思う。
(おかきた’まり)
コメント
ほんとほんと。インターネットの普及で、そこんとこがすごい変化しましたよね。まだ序のクチで、これからもっとすごくなると思う。