先週末、昨年10月に開館した九州国立博物館に行ってきました。福岡県の太宰府天満宮に隣接した地にあります。全国の博物館が軒並み苦戦をしいられているなか、オープン以来、予想をうわまわる入館者をあつめ話題になっている博物館です。
中にはいると、吹き抜けの空間。1Fには、案内所、ミュージアムショップ、ティーラウンジ、そして「あじっぱ」という触って体験できるコーナーなどがありました。この日は企画展が終わっていたので、「文化交流展示室」という常設展示場を見てきました。
これを見て、カンチョーが「吹田市立博物館と同じものを置いているに、何でこんなに人が来るんだ・・・」と悔しそうにつぶやきました。
えー?「見てみ、あれはナウマン象の骨。吹田にはアケボノゾウのがあるやないか。そして、石器。縄文土器も、こっちはそりゃ重文かもしれないけれど、吹田にだって破片はあるぞ。写真を撮ってはいけないところも、同じやないか!」
そういえば、そうだなあ・・・「そやろ。」
よくみると、この博物館はお宝であふれているわけではありません。そりゃ、国立ですから立派なモノがたくさんありますが、借用している展示品も多いし、すごく目新しいシカケがあるわけでもない。なのに、なぜこんなに続々と人が来るんでしょう?
この博物館のホームページをみると、博物館の取り組みとして、はっきり「市民のための博物館」をうたっています。太宰府天満宮と組んだPRのパンフレットがありましたし、レストランは博多の有名ホテル経営で、アジアの焼き飯やらカレーなどがあり、とてもおいしかったです♪(デートにもおすすめです。ホントよ)
普通の市民が、何を博物館に求めているのか、よくわかっているなぁ・・・ずらりと停まっている観光バスをみながら、経営センスのすぐれた人材がいるにちがいないと、にらんだのでした。
ハードじゃない、ハートだ!!
本当に重要なのはソフトですね。
(by ぼら)
コメント
丁度、昨日、九州国立博物館のおみやげに、「九州国立博物館 チョコレートクッキー」をいただきました。何で九州でチョコレートクッキー?と思いました。販売元は東京都でした。売れればなんでもありなんですね。また、新聞にもこの頃の美術館・博物館は美味しいものを食べさせるところが多くなり、食べ物で人を呼び込んでいると出ていましたね。吹田市博物館も、駐車場完備ですしファミリーレストランや、レストラン街にするのもいいかも。
九州にあるけれど、「日本の中の九州」ではなくて、「アジアの中の九州」を意識して構成されているところが、ミソなのかな。交流がテーマだから、東京でもなんでもアリ、楽しい、おいしい、だからみんなハッピー・・・でも、どこもかもそういうふうになって目新しさが消えたとき、どう生き残っていけるかが、今後、問われるのでしょうね。
五月が丘の「ミルフィーユ」に支店を出してもらうのもいいかもですね。美味しいケーキが食べられる博物館なんていいじゃないですか。しかもあの緑に囲まれて!…もちろん展示にも「タマシイ」と「アイデア」が入ってないといけないことは言うまでもないですが。飲食店だろうと博物館だろうと、官だろうと民だろうと、アイデアとやる気がなかったらやってけなくなることは火を見るより明らかです。日本の人口はもう減り始めているんですから。
いやぁ 飛騨ミュージアムのレストランでランチしてきましたが ほんとうに 高台の最高のロケーションの場所にあり 食事だけでなく 景色まで頂きました 大きな10名程座れるテーブルもあり 雑誌も置いてあった・・ また ここに来たい って思えるレストランでした 吹田にも おひとつ どう?レストラン 土産物屋